2024年 F1全チームのリザーブドライバー ラインナップリスト。マクラーレンは日本人の平川亮

F1のリザーブドライバーは、チームにとって柔軟性と安心感の両方を提供する重要な存在だ。彼らはシミュレーターでの作業を通じてマシンの開発プロセスに貢献し、プラクティスセッションでは貴重な走行時間を得ることができる。

特にレギュラードライバーがケガや病気に見舞われ、代役を立てなければならなくなった場合、彼らが活躍する可能性がある。例えば2023年、ダニエル・リカルドが手首を負傷したためにリアム・ローソンが起用されたように、信頼できる才能あるリザーブドライバーを抱えることの重要性が浮き彫りになった。

ダニエル・リカルドは骨折の程度はかなり酷く全治6週間。イタリアGPも欠場が濃厚だが「リアム・ローソンにとってチャンスだから検討を祈る」とエール
ダニエル・リカルドは、オランダGPの練習中の事故で手を骨折し、リアム・ローソンが代役を務めることになる。 FP2中、ターン3でオスカー・ピアストリのマクラーレンがクラッシュ。後ろを走行していたリカルドは「オスカーかバリアかどちらかにぶつかる...
Team Reserve drivers
Red Bull リアム・ローソン(Liam Lawson)
Mercedes ミック・シューマッハ(Mick Schumacher)フレデリック・ヴェスティ(Frederik Vesti)
Ferrari オリー・ベアマン(Oliver Bearman)アントニオ・ジョビナッチィ(Antonio Giovinazzi)ロバート・シュワルツマン(Robert Shwartzman)
Aston Martin フェリペ・ドルゴヴィッチ(Felipe Drugovich)
McLaren 平川亮(Ryo Hirakawa)パト・オワード(Pato O’Ward)
Alpine ジャック・ドゥーハン(Jack Doohan)
Visa Cash App RB リアム・ローソン(Liam Lawson)
Stake F1 テオ・プルシェール(Theo Pourchaire)ゼイン・マロニー(Zane Maloney)
Williams TBC
Haas ピエトロ・フィッティパルディ(Pietro Fittipaldi)オリー・ベアマン(Oliver Bearman)

レッドブルとビザキャッシュアップRBのリザーブドライバー

リアム・ローソンは昨年、アルファタウリからF1に初参戦し、ザントフォールトからカタールまで、負傷したダニエル・リカルドの代役を務めた。ローソンは予選で常にチームメイトの角田裕毅を上回り、決勝ではシンガポールでポイントを獲得した。とはいえ、チームは2024年も同じラインアップを維持することを選択したため、ローソンはリザーブドライバーに戻ることになった。2025年にはリカルドか角田の後任として、フルタイムのシートを確保することがほぼ確実視されている。

【複数情報まとめ】リアム・ローソンではなくダニエル・リカルドがアルファタウリ復帰となった裏事情。角田裕毅のレッドブル昇格は非現実的である大人の理由
シルバーストンのテストで1分27秒415というイギリスGPのフロントローに匹敵する記録を出し、クリスチャンホーナーを満足させたと報じられているダニエル・リカルド。異なるハードコンパウンドのタイヤ(ブランケットウォーマーなし)を履いての記録。...

メルセデスのリザーブドライバー

ミック・シューマッハはシュミレーション作業で強力な印象を残し、それがチームの成功につながったと、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルが称賛している。メルセデスでの役割に加え、彼は今年の世界耐久選手権でアルピーヌ・ハイパーカーをドライブし、ル・マン24時間レースにも参戦する。 お名前.com

フェラーリのリザーブドライバー

2023年に印象的なF2とハースで2回のFP1出場を果たしたオリー・ベアマンは、2024年にフェラーリF1リザーブドライバーのリストに加わった。2024年プレマで2年目のF2シーズンを迎える若きイギリス人ドライバーである。他には、長年フェラーリのリザーブ兼テストドライバーを務めてきたロバート・シュワルツマンと元アルファロメオドライバーのアントニオ・ジョビナッツィがいる。

アントニオ・ジョヴィナッツィ「シートを失った理由は財政面」という見解は揺るがず
アントニオ・ジョビナッツィは、財務面で自分のシートを犠牲にしたと感じている。 2021年はアルファロメオチームとのジョビナッツィの3年目であり最後のシーズンとなった。2022年は彼に代わって中国人レーサーの周冠宇が支援金を持って乗ることにな...

アストンマーティンのリザーブドライバー

2024年、フェリペ・ドルゴビッチは再びアストンマーティンのリザーブドライバーを務める。この若きブラジル人ドライバーは2022年に圧倒的な活躍を見せ、ジッダ、バルセロナ、モナコ、ザントフォールトのフィーチャーレースで勝利を収め、モンツァでは1レースを残してF2チャンピオンに輝いた。
シーズンを通しての安定したパフォーマンスにより、多くのF1チームから注目される存在となったが、空席がほとんどないため、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールがレースを戦っている現在、傍観者となっており、2024年シーズンもFP1セッションに参加する予定だ。2023年はイタリアGPにてFP1で初出場を果たしたもののその印象は薄く、しかし同年アブダビGPのFP1では、多くのルーキーが出走する中で、メルセデスドライバーのジョージ・ラッセルが記録した最速タイムからわずか0.228秒差の総合2番手につけた。

【2025年ドライバーズマーケット情報】全ドライバーの契約期間リスト&2024年で契約が切れるドライバーの将来にまつわる噂→まとめてみた
14名のドライバーは2024年をもって契約が切れる。彼らのその後がどうなるのか、ドライバーズマーケットが気になるところだが、早くも予想されている情報をピックアップしてみた。 2023年F1最終戦と2024年F1開幕戦の間にドライバーの移動は...

マクラーレンのリザーブドライバー

マクラーレンは2024年に向けて、インディカーのスター選手であるパト・オワードとル・マンの勝者である平川亮からなる新しいリザーブ・コンビを結成することを選択した。
メルセデスのパワーユニットカスタマーであり、その契約は最近2030年まで延長されたばかりだが、マクラーレンは自社ドライバーを起用する代わりに他チームのリザーブドライバーを起用することが多い。2023年にはミック・シューマッハとフェリペ・ドルゴビッチがスタンバイしていた。しかし、マクラーレンのCEOであるザック・ブラウンは、より独立したチームであることをアピールするため、F1の才能が大西洋の向こう側にもあることを示すべく、グリッドの他の多くのチームに目を向けることを選択した。

チームのために何度かテストセッションをこなし、2023年アブダビGPでFP1デビューを飾ったオワードは、すでにインディカーで高いスキルを持つドライバーであり、過去4年間で3度シリーズ4位以上に入賞している。同様に平川も、2022年と2023年にトヨタからWECに参戦し、いずれもドライバーズランキングとコンストラクターズランキングで首位に立つなど、輝かしい実績を残してマクラーレンに加入する。

アルピーヌのリザーブドライバー

2022年のオスカー・ピアストリの離脱が物議を醸した後、ジャック・ドゥーハンは2023年にアルピーヌのリザーブドライバーとなった。2022年はフェリペ・ドルゴビッチやテオ・プルシェールのようなドライバーの影に隠れていたかもしれないが、2023年のF2シーズンを通してドゥーハンはハンガリーとベルギーのフィーチャーレースで優勝するなど、注目を集めている。フルタイムのF1シートにはまだ手が届かないかもしれないが、F1レース・ウィナーのエスティバン・オコンやピエール・ガスリーと一緒に経験を積むことは、彼の成長に貢献するだろう。

【速報】オスカー・ピアストリが2023年アルピーヌでF1デビュー。フェルナンド・アロンソがチームから出た理由も明らかに
アルピーヌはフェルナンド・アロンソがアストンマーチンに移籍することを受け、リザーブドライバーのオスカー・ピアストリをレギュラードライバーへと昇格させた。契約期間は2024年末までとなる。 アルピーヌ代表はアロンソの残留を第一希望としていたが...

ステイクF1チームのリザーブドライバー

テオ・プルシェールは2022年のF2でランキング2位と印象を残し、2023年もさらなる進歩を遂げ、フレデリック・ヴェスティを11ポイントリードしてチャンピオンシップを決めた。2019年からザウバー・アカデミーの一員となった才能あるフランス人ドライバーは、以前からF1ドライバーの候補としてに注目されていたが、周冠宇が2024年まで契約を延長したため、彼ががフルタイムのF1シートを争うには少なくともあと1年待たなければならず、2024年は日本でスーパーフォーミュラにも参戦する。

周冠宇 中国人であることで侮辱され、F1昇格時も人種差別によって正当性が疑問視され「傷ついた」
中国人ドライバーの周冠宇はF2で好成績を収め、2022年アルファロメオに加入してF1に昇格しました。しかし人種的差別的により、侮辱を受けることさえありました。F1に到達する際にも、多数の攻撃の標的になったことを明らかにしました。 F2で好成...

彼はゼイン・マロニーと仕事を分担することになる。バルバドス出身の20歳のマロニーはデビューシーズンでランキング2位となり、2022年のFIAフォーミュラ3選手権でルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。2023年はF2にステップアップし、ローディン・カーリンで4回の表彰台を獲得している。

ウィリアムズのリザーブドライバー

メルセデスのカスタマーチームであるウィリアムズは独自のリザーブドライバーを採用せず、シルバーアローのタレントプールに頼っている。2022年にはアレックス・アルボンが虫垂炎の手術を受けたため、ニク・デ・フリースかストフェル・バンドールンがモンツァで起用される可能性があった。2024年も同じ契約が結ばれるかどうかはまだ確認されていないが、もしそうであれば、ミック・シューマッハが代役の最有力候補となる可能性がある。

カフェ中のニック・デ・フリーズへ出走の連絡!予選でのハンデを聞くと「素晴らしい才能」が溢れていた
ニック・デ・フリースは、パドック・クラブでカプチーノを楽しんでいましたが、モンツァでは瞬く間にウィリアムズでアレックス・アルボンの後任になりました。 ■ニック・デ・フリーズ 予選13位(8番手スタート) イタリアGPのFP1で、アストンマー...

ハースのリザーブドライバー

過去3シーズン、ハースはピエトロ・フィッティパルディをリザーブドライバーとして起用してきた。2度のF1ワールドチャンピオンに輝いたエマーソン・フィッティパルディの孫である若きブラジル人ドライバーは、2023年メキシコとアブダビで行われたFP1に登場。しかしハースはフルタイムシートへの昇格に難色を示している。
フェラーリのリザーブドライバーであり、2025年ハースのフルタイムドライバー候補と噂されているオリー・ベアマンが加わる。

【F2ドライバーの元カノ】別れてもレーサーが好きな女性たち番外編:「F2界のフェルスタッペンとクビアトか?」将来有望なリザーブドライバーの恋愛沙汰
F1ドライバーだけではなく若きF2ドライバーの恋愛事情も何やら騒々しいようだ。 F2をフォローしている人はF1に比べて少ないのは承知しているが、F2に注目しているファンは世界的に多くいるし、彼らの彼女も話題になる。彼らはすでにF1のリザーブ...

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