アントニオ・ジョヴィナッツィ「シートを失った理由は財政面」という見解は揺るがず

アントニオ・ジョビナッツィは、財務面で自分のシートを犠牲にしたと感じている。

2021年はアルファロメオチームとのジョビナッツィの3年目であり最後のシーズンとなった。2022年は彼に代わって中国人レーサーの周冠宇が支援金を持って乗ることになる。

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ジョビナッツィは2023年にF1への復帰を目指している。今のところ、フェラーリのリザーブドライバーとしてF1パドックに残りながら、フォーミュラEのシーズンに参戦する。

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アルファロメオチームのボスであるフレッド・ヴァスールが「我々は周を雇うことにした」という選択をした時、ジョビナッツィは結局のところお金にこだわったのだと、自身の見解を貫いている。

そしてやがて、お金がF1での才能を打ち負かすという、現在のプロセスを変えることができることを望んでいる。Corriere della Saraでのインタビューで「挑戦すらできなかった。このスポーツの悪いところ、残念ながらいつもこんな感じに過ごしてたよ。将来、考えを変えることができたらいいんだけどね」

周が中国国家の支援を受けていることをジョビナッツィは指摘し「彼は幸運だ」と答えた。

「彼は自力でF1スーパーライセンスポイントを獲得したけど、今、チーム全体の財務方針でドライバーが決められている。でも、これが原因でシートを失ったのは、僕だけではない」

確かに、ジョヴィナッツィの将来についての噂が出たのは今シーズンが初めてではなかった。実際、彼がアルファロメオに在職している期間中ずっと彼につきまとった。しかし今回は、周りの噂話を無視するのが、今まで以上に困難だったことを認めた。

アルファロメオがニュースを配信した時、どう反応したかを尋ねると、「がっかり、非常に困難な1ヶ月だった」と返答した。

「僕についての噂は日に日に大きくなった。いつもそのような噂話から自身の心から遠ざけるように心がけてきたけど、今回は簡単ではなかった。だから僕は顔を上げたままF1を離れるという自分のふるまい満足している」

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