シルバーストンのテストで1分27秒415というイギリスGPのフロントローに匹敵する記録を出し、クリスチャンホーナーを満足させたと報じられているダニエル・リカルド。異なるハードコンパウンドのタイヤ(ブランケットウォーマーなし)を履いての記録。異なる路面コンディションで走ったとはいえ、マックス・フェルスタッペンのポールポジションタイムからコンマ7秒差だった。
表向きの話とは裏向きの話、様々な情報が流れているのでまとめてみた。
ニック・デフリースが早期解除となった理由
・リカルド、角田裕毅、ニック・デフリースのシミュレーションデータ比較の結果、デ・フリースを解雇することを予想より早く決定した。 角田が出したシムの記録をデフリースは達成できなかった。
・ デフリースはコース上でそのベンチマークを達成するために、さらに数ラウンドを与えられたが、達成できなかった。
・元々アルファタウリは角田のチームメイトに新人をおきたくなかったが、マルコがガスリーの開けた穴のために衝動的に契約した。先日マルコは「間違っていた」と話し、クリスチャンホーナーも「契約に反対だった」と発言。元々間違っていた選択肢を長くキープする必要はないと判断した。
・レッドブルは育成ドライバーを減らすことを発表した。本当に力があるものだけサポートすることに舵を切ったことから、レッドブルジュニアでもないメルセデス出身のデフリースは、サポートする対象からすぐ外すことができた。 お名前.com
リカルドが選ばれた理由
・スポンサーはリカルドの方が収益性が高いと判断し、アルファタウリのブランド再構築のカギを握ると考えた。
・フランツ・トスト氏のコメントによると「彼のドライビングスキルに疑いの余地はないし、彼はすでに私たちの多くを知っている。すぐに馴染んで前進するだろう。8度優勝している彼の経験からも、チームは多くの恩恵を受けるだろう」
・クリスチャン・ホーナーのコメントによると「ピレリタイヤテスト中のダニエルのラップタイムは非常に競争力があった。ダニエルはレースから離れている間も調子を崩していない。SIMセッションでの進歩はコース上でも反映されている。」
・デフリースとは対照的にシミュレーターでも非常に効率的で、レッドブルは彼が最後に走らせたときと同じくらい鋭敏であると信じた。
リカルド側の考え
・当初、2024年にアルファタウリに加わり、シーズンをフルにこなし、レッドブルと緊密に連携してパフォーマンスを大幅に向上させるクルマでレースをしたいと考えていた。しかしデフリースの不振により、シーズン途中での交代話に、リカルド側もこれがレッドブルに行くラストチャンスと理解した。ここでアルファタウリのシートを断ると、ローソンにシートが行き、彼がうまくやると2024年シーズンもそのままローソンがシートにつくことが推測されるので、イギリスGP期間中に契約を決意した。角田を上回る好成績を収め、ペレスの苦戦を続けば、彼の契約が満了する2024年末かそれ以降にレッドブルに驚くべき復帰ができる見込みがあることを知った。
リアム・ローソンを選ばなかった理由
・リカルドがアルファタウリのシートを拒否した場合はローソンにシートを与えた。
・ レッドブルはローソンを将来的にF1に乗せるつもりでいている。彼の日本でのスーパーフォーミュラの成功は期待以上。
・マルコは、将来の一部であるローソンを、貧弱な状況のアルファタウリに乗せてしまうことで、現在の彼の成長を邪魔したくないと考えている。
・リカルドの契約は2023年の残りのシーズンのみ。ハンガリーGP後のリカルドのパフォーマンスが悪ければ、ローソンは2024年にアルファタウリのシートを与えられる。もしくはアルボンのように別のシートを見つけてあげることになるだろう。
・ いずれにも該当しない場合、2025年にアルファタウリのシートを獲得することが100%確実となる。
レッドブルの今後の人事と角田裕毅の行先
・ホンダとレッドブルが提携したことで、日本人ドライバーの育成プログラムをスタートさせた。ホンダは所属している角田裕毅を含む複数人をその候補者として派遣し、その中でマルコが選んだのが角田であった。そして角田はホンダとレッドブルの両方の育成ドライバーとなった。角田はレッドブルジュニア出身であると同時に、その前から今もホンダの育成の所属ドライバーであり、それ前提でレッドブルのプログラムに参加していることから、ホンダのF1撤退→チームを変えての本格復帰の混乱が、角田の立場もややこしくさせている。
・レッドブルは、2026年からフォードエンジンを載せるため、ホンダとの提携はなくなる。現在ホンダのロゴが付いている角田は、フォードエンジンの車に乗ることはできない。ホンダは角田アストンマーティンに連れて行きたいと考えていることを、レッドブルも確信している。よって現時点では彼はレッドブルの今後のシートプランには加わっていない。
・2025年末までしかレッドブルと関係を持てない可能性がある角田ではなく、チームの将来の一部になってくれるドライバーが候補である。若手ならそれはリアム・ローソンである。
・クリスチャンホーナーの今シーズンでのコメントによると「角田は昇格させるにはまだ早い」
・マルコ「チェコの後任がいないし、チェコは契約満了まで安泰だ」と発言。
・レッドブルの現在の本命はランド・ノリスであり、ノリス獲得に力を注いでいる。実力だけでなく、フェルスタッペンとの関係性においても抜群のドライバーである。
・角田の将来はレッドブルではなく、フェルナンド・アロンソ次第である。彼が引退をしたら、角田はアストンマーチン・ホンダのシートに収まる確率が高まる。
【更新】
・ペレス、リカルド、ローソン、角田の話題になった時に、マルコが「角田(と岩佐)の二人はホンダに関係している」と発言。
・父親がチームオーナーであるランス・ストロールは、今まで契約の話などしたことはなく、他のドライバーのようにパフォーマンスによってシートを失うリスクなどを感じたことがない。彼はF1への情熱が失われつつあると報じれれており、「引退する」と言い出す可能性があると報じられている。アストンマーチンのシートは1つと思われてきたが、この報道が事実なら、年齢的にも引退が近いアロンソと、F1に飽きたオーナーの息子の2つのシートが良きタイミングで空く可能性がある。
セバスチャン・ベッテルがリカルドの激励にわざわざピレリテストの現場に訪問したのに、リカルドも驚いている様子。最下位争いをしているアルファタウリでどれほど活躍できるのかが注目される。 ラブライブ!コラボキャンペーン
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— RBR Daily (@RBR_Daily) July 11, 2023
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