早とちりのオスカー・ピアストリと経営陣「ウイリアムズに強制送還されたくないから、アルピーヌとの契約を終わらせる」

ジュニアドライバーの誰もがF1へのステップアップを望み、それが最下位を争っているチームであっても、F1のレギュラーシートを手に入れることがいかに大変で貴重なことかというのはわかっていると思っていたが、アルピーヌのリザーブドライバーであるオスカー・ピアストリにとってはそうでないようだ。

アルピーヌが2023年のレギュラードライバーとしてピアストリの起用を発表した後に、本人が以下のように声明を発表したわけですが、PLANETF1によると、「最後の一文さえなければよかったのに」と、彼の浅はかな行為を指摘した。

「私の同意なしに、アルピーヌF1が2023年にアルピーヌでドライブするというプレスリリースを出したことを理解しています。これは間違いで、私は 2023 年のアルピーヌとの契約に署名していません。来年このチームで運転することはありません。」  お名前.com

もし、「来年このチームで運転することがありません。」の一言を書かなかったら、まだアルピーヌのドアを開けたままにしておくこともできたのに、「これは発表であり、彼の現在の雇用主に対する明確なノーです。自らのドア閉じてしまいました。」と批判されている。

一部では「恩知らず」とも言われていますが、アルピーヌは「彼は我々のためにドライブする義務がある」と、まずはピアストリの維持を第一に考えており、マネージャーであるマーク・ウェーバーに連絡をとっているそうだ。しかし「オーストラリアにいてて時差の問題で連絡がスムーズでない」とぼやいている。  ラブライブ!コラボキャンペーン

アルピーヌ代表のオツマー・サフナウアーは「彼にチームのシートが用意できなかった場合でも2023年にF1でドライブできるようにする」と話していて、ジョージ・ラッセルのように、ウイリアムズに貸し出しすることが予想されていた。

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本来なら喜ぶはずの待遇であるが、ピアストリには「このままアルピーヌにいてるとウイリアムズに強制送還されてしまう。」と思ったようだ。彼はグリッドの後ろに回るのを望んでおらず、すぐにポイントを獲得したいと考えていて、アルピーヌでならそれを行うことができるものの、ウイリアムズに行くのなら、代わりにマクラーレンで参加したいと考えているようだ。

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フェルナンド・アロンソがアルピーヌと契約を延長すると予測されていたことから(実際アロンソは離脱の報告をせず、チームはプレスリリースで知るという最悪の展開であった。)、ウェーバーがマクラーレンに目を向けたと言われている。早とちりしなければ、希望通りのチーム、しかもトップ4のチームでドライブできたのに。

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アルピーヌはアロンソに1年契約しか提供できず、それが離脱に繋がった理由の一つと言われている。おそらくピアストリのことが念頭にあって、アロンソに1年しか提供できなかったというのは想像できるものの、このような結果になるのなら、アロンソに複数年契約を提示して維持し続ける方がよかったわけで優秀なドライバーと1度で2人失ってしまった。

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(参考:PLANETF1)

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