エステバン・オコンが、アルピーヌのチームメイトであるピエール・ガスリーから謝罪を受けたと語った。

F1がアルバート・パークで開催した2023年オーストラリアGPは、リスタートで混乱に陥り、複数のマシンが衝突。ターン2の立ち上がりでガスリーがオコンと衝突し、2人とも壁に激突してチームにとって非常に残念なレースとなった。
その事故の後、スカイ F1 で彼がどのように感じているかを尋ねられたオコンは、次のように語った。
「ちょっと頭痛がするけど、大丈夫だよ。強くぶつかったけど、生き残っている」

オープニングラップでシャルル・ルクレールがグラベルにはまったため、この日最初のセーフティカーが導入され、オコンも含めてピットストップが相次ぐ。しかし、その数周後、アレックス・アルボンのクラッシュで赤旗が振られると、その賢明な判断は悪夢となり、ピットストップを行ったドライバーのアドバンテージは大きく失われることになった。

「トリッキーな週末だった。週末を通して、私たちの方向性にピンとくるものがなかったように思う。どうしょうもないことばかりだった。我々は良い位置にいるので、非常に苛立たしい。前にいるアストンマーティンとフェラーリに近いと思うので、もっと上に行くことができたはずだ」

「自分たちのレースをしていて、何台か抜いて、自分たちがいた場所からいいレースをしていたんだけど、あの赤旗で戦略が台無しになってしまった。赤旗がなければ、おそらく 4 位か 5 位だった。完全にやられたよ」

そして、ガスリーとの接触は、オコンとアルピーヌにとって不幸中の不幸であった。オコンは、レース後にガスリーが謝罪に来たことを確認し、2人はこの出来事を過去のものとし水に流した。

「明らかに混沌とした再スタート。正直に言うと、誰と衝突してもおかしくなかった」とオコンは認めました。

「コースをはみ出すクルマが多かったし、ピエールは、あまりスペースをあけてくれず、終わった。しかし、恨みっこなし、彼は来て謝ったし、言ったように、誰でもありえたんだ」

リスタートの混乱について、一部のドライバーはタイヤの温度が低いからだと指摘したが、オコンは必ずしもその言い訳には納得しなかった。リスタート時にタイヤに熱を入れるのが難しすぎるという指摘に対して、オコンはこう答えた。
「そうだね。予選ではタイヤを温めるために準備周回を重ねたりしてきたけど、最初のスタートでそれができなかったのは明らかだ。でも、それが多くの人がリタイアした理由だとは思わない。みんな結果を出そうとプッシュしてリスクを冒し、明らかにある人には報われ、ある人には報われなかった」　お名前.com

カルロス・サインツやフェルナンド・アロンソを前にして、ほぼ同じペースで3位入賞を争っていたピエール・ガスリーは、失望を隠せない様子だった。「今のところ、レースの結果には非常に失望している。すべてを出し切ったから」と彼は Sky F1 に語った。