ヘルムート・マルコはアルファタウリのドライバーたちに「F1に残りたければ自分を証明しろ」と指示しているが、悲観するばかりではなく、チームメイトの中で「より優れた」者にはレッドブルのチャンスが待っているという今までの通例を忘れてはいけないことを話している。

ニック・デフリースは昨年のイタリアGPでウィリアムズから参戦し、デビュー戦で9位入賞を果たし、アルファタウリのレースシートを獲得し、角田裕毅のチームメイトになった。

しかし、開幕戦のバーレーンGPでは両者ともポイントを獲得しておらず、プレッシャーはすでに大きくなっている。しかし、どちらも来シーズンの正式な契約を結んでいないので、すべてが悲観的であるわけではなく、マルコは「より良い」成績を収めた方が次のレッドブルドライバーになる可能性があると語った。

「レッドブル・レーシングの候補になるには、並外れたパフォーマンスを発揮する必要がある」とモータースポーツアドバイザーはFormula1.deに語っている。

「F1に残りたいのであれば、彼らは自分自身を証明しなければならない。より優れた者がチャンスを得ることができるだろう。それはユキにも、デ・ブリースにも当てはまる」

【2024年ドライバーズマーケット情報】全ドライバーの契約期間リスト＆2023年で契約が切れるドライバーの将来にまつわる噂→まとめてみた

７名のドライバーは2023年をもって契約が切れる。彼らのその後がどうなるのか、ドライバーズマーケットが気になるところだが、早くも予想されている情報をピックアップしてみた。但しジョージ・ラッセルはメルセデスと "長期契約"、アレックス・アル...

しかし、今のところ、そして2024年においても、マックス・フェルスタッペンと並ぶレッドブルのセカンドシートは、セルジオ・ペレスのものであり、レッドブルは彼を交代させる理由を見出していないため、利用できない。

F1ドライバーは高収入。レッドブルと2024年末まで契約を延長したセルジオ・ペレス、給料UPしたその額は？

レッドブルのセルジオ・ペレスは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして2年契約を延長し、これでレットブルのシートは2024年末まで確定した。オランダのメディアRN365によると、ペレスは契約更新の一環としてレッドブルから昇給を受け...

昨シーズン、モナコGPで優勝した後、レッドブルはペレスとの新たな2年契約を発表した。マルコは、「フェルスタッペンとともに2シーズンを乗り切り、とてもうまくいった」と語る。
「昨年は世界選手権で3位だった。シンガポールとモンテカルロという、非常に難しいコースで2勝した。そして、彼は向上し、チームにうまく溶け込んでいる。フェルスタッペンとの協調性も高まり、よりハードワーカーになった。そして何より、予選での弱点を部分的に解消している。今のところ、ペレスに対して悪いことは何もない」

アルファタウリ角田裕毅「セルジオ・ペレスとレッドブルの新たな契約について、ハッピーとは言えない」

レッドブルがセルジオ・ペレスと契約延長を決定した後、レッドブル昇格を狙ってるアルファタウリの角田裕毅は、自身の将来についての最新情報をメディアに話した。角田裕毅は、セルジオ・ペレスが契約延長に値するとは思っているものの、そのニュースを知...

今はデフリースが成果を出す番だ
マルコはアルファタウリに加入する前にデフリースを持ち上げ、彼ならすぐにアルファタウリのチームリーダーになれるとメディアに語っていた。しかし、マルコはバーレーンGPの後の時点で、デフリースに満足していない。
「今すぐ、彼は自分のパフォーマンスと向き合わなければならないと思う」とマルコは語った。「というのも、バーレーンでのセクター1はユキと同じレベルにあったのに、セクター2で負けすぎ、レースでも負けすぎた。だから今、彼はもっと上を目指さなければならないんだ」

アルファタウリのボスであるフランツ・トストは、ニックがそうなると信じているが、ポイント争いができるマシンを与えるかどうかはチーム次第だという。「ニックは必ず成長する」と彼は言う。「いいクルマがあれば、彼はそこにいるはずだ」