F1の契約承認委員会は(CRB)は、マクラーレンとオスカー・ピアストリの契約が、イギリスGPの翌日7月4日に結ばれ、ダニエル・リカルドの更迭が発表される約7週間前に行われたと指摘しました。
CRBは次のように結論を出しました。 「法廷は、理事会が認めるべき契約はマクラーレン・レーシング・リミテッドとピアストリ氏との間の契約だけであることを全会一致の決定を下した」これがマクラーレンとアルピーヌに伝えられ、それぞれ公表しました。ピアストリの契約は2年で2024年までマクラーレンでドライブすることになります。
しかし、皆さん覚えているでしょうか?ザク・ブラウンが「ダニエル・リカルドへの不満」を口に出した後、様々なうわさが流れましたが、最終的に7月13日にリカルドは「2023年もマクラーレンで走る」と発表をしていました。こちらの記事でも↓リカルドとブラウンが話し合い、その結果2023年までともに頑張ろうと同意があったかのうようなコメントをしています。
— Daniel Ricciardo (@danielricciardo) July 13, 2022
このとき、既にピアストリと契約済みということは、話し合いの時に、リカルドを騙していたといっても過言ではないわけです。そうでなければ、リカルドは発表しません。FP2の後リカルドはSKYSPORTSF1のインタビューに「タイムラインについて知らなかった」と答えており、ピアストリの契約後に、チームと契約通り2023年の続行を確認をしたことが明らかになりました。ピアストリもマクラーレンも現在のパートナーを裏切ったもの同士です。
お名前.com一方のピアストリは、久々にSNSを投稿、マクラーレンでデビューできることが本当にうれしそうです。アルピーヌには不満たらたらだったみたいですし。
アルピーヌからの声明として「BWT アルピーヌF1 チームは、月曜日に招集されたCRBに感謝し、彼らが下した決定を認めます。」と即座に敗北を認め、「我々はこの問題を解決したと考えており、2023 年の全ドライバーラインナップをやがて発表する」としました。
We consider the matter closed on our side and will announce our full 2023 driver line-up in due course.
Our immediate focus is the Dutch Grand Prix and securing points in our fight for fourth in the Constructors’ Championship.
(2/2)
— BWT Alpine F1 Team (@AlpineF1Team) September 2, 2022
TJ13によると、アルピーヌ代表のコメントでは、アロンソが離脱を発表した後に、アルピーヌでシュミレーター業務をこなしていたピアストリと会って話をしており、正式にレギュラードライバーとして発表することも伝えていたのに、一切マクラーレンのことを話さなかったこと明らかにしています。大金を投資して育てたはずが「飼い犬に手をかまれた」ことに怒りを隠せない様子でしたが、最終ジャッジを既に受け入れているようです。
アルピーヌの空いた席の候補として噂されているピエール・ガスリーですが「今はまだあんまり多くは言えないんだ」という言い方をメディアにしたため、ガスリーがシートに付く可能性が高いと考えられます。アルピーヌのコメントからは既にドライバーは決まっていてることが想像でき、ダニエル・リカルドは3連戦を終わるまで来年について検討しないとしていることから、これらの発言がすべて事実だとすると、ガスリーであることは確実でしょう。また、新たな情報によるとアルピーヌは1年でマクラーレンに移籍したリカルドを取り戻すことには懐疑的だと結論づけたようで、リカルドが移籍する道は絶たれました。
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