2021年のF2チャンピオンのオスカー・ピアストリだが、王者になったのにもかかわらず、アルファロメオでF1デビューが決まったのが、自分ではない別のルノーアカデミードライバーである周冠宇だったため、ピアストリはその頃からルノー/アルピーヌに不満を抱いていたようだ。
アルピーヌの現在のドライバーであるフェルナンド・アロンソが復讐劇とも言える移籍をしたことで、表向きには満足しているように見えていても、実際は不満を抱いていたことが明るみになった。それはアロンソだけでなく、リザーブドライバーのピアストリも同様であった。しかし新たな情報ではアルピーヌ代表オツマー・サフナウアーは「私たちは常に彼をサポートしてきました。彼をF1に向けて準備するために文字通り何百万ドルも投資してきた、忠誠心が必要です!」とコメントをしていることから、日本人なら「恩返し」という言葉や、もちろん感謝をすべきことなのに、F2チャンピオンには十分ではなかったようだ。
ピアストリは、自身に2022年のレギュラーシートが用意されなかったことに加え、2023年にウィリアムズやハースといった下位チームからデビューさせられるのにも不満を感じていた。新人の登竜門であり、経験を積むためのチームのような立ち位置になりつつあるも、彼はそグリッドの後ろには回ることを嫌がり、デビューしてすぐにでもポイントを獲得できるチームとの契約を望んでいた。
このようなピアストリの不満を受け、マネージャーのマーク・ウェバーが2023年にマクラーレンでドライブする機会を見出すことにつながった。ダニエル・リカルドと契約があるため、当初は「来シーズンのテストドライバー」でしかなりえないと考えられていたが、それだとアルピーヌから出る意味がなく合意に至らない。そこで2023年のレギュラードライバーを約束された形での契約に至った。
そのことを報告もせず、チームからの電話にも出ない手法は、フェルナンド・アロンソが報告しなかったことに似ている。マクラーレンから追い出しをくらうリカルドの受け入れ先候補としても言われているアルピーヌだが、実際リカルドもルノー時代に「良くない辞め方」をした1人である。当時の代表は別の人間だったとはいえ、組織としてそこが引っかからないと良いのだけども。
リカルドの前任者であるカルロス・サインツは、フェラーリに出る時にリカルドへのアドバイスとして「扱いにくい車だから気をつけて」と話していて「おしえてくれてありがとう」と感謝の意を伝えていた。マクラーレンの最近のドライバーは、ランド・ノリスは好成績を収めているものの、ストフェル・バンドーンや、今までも数多くのニューカマーがやって来ては去るということを繰り返している。新人のピアストリの発言、行動は身の丈以上な感じもするが、それが傲慢と思われずに実際に結果で現れると良いのだけど、彼が扱いにくい車をどう乗りこなすのか実物である。最低でもリカルド以上の成績を出さないと、マクラーレンも膨大な違約金を払ってまで獲得した意味がないのだから。
マクラーレンはピアストリとの契約がこんなに早く明るみに出てしまうことを望んではおらず、リカルドとの契約問題を対処してから発表をする予定だったと報じられているが、ピアストリが「アルピーヌで運転しない」とツイートしてしまったことから明るみに出てしまった。
マクラーレンのSNSには批判的なコメントが多数寄せられており「ドライバーにあう車を作れなかったのはそっちだろ」「ドライバーへのリスペクトがない」「F1、そしてお前のところのチームはメンタルヘルスを大切にするとか言ってキャンペーンしてるよね?自分のチームのドライバーのメンタルヘルスを考えたことがあるのか?」といった、ごもっともな内容も書かれている。ピアストリの正式な発表は数日・もしくは数週間以内と言われている。 お名前.com
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