アルピーヌのフェルナンド・アロンソ、オスカー・ピアストリの移籍に巻き込まれてしまったマクラーレンのダニエル・リカルド。チームがあの手この手を使い放出するための段取りを進めていたのは明らかではあるものの、リカルドにとって「金銭的」には損はなさそうな見通しであることがわかった。
モナコGP前に、マクラーレンCEOのザック・ブラウンは「ダニエル・リカルドとは2023年末まで契約を結んでいることは認めるが、どちらかの当事者がこの契約を早期に終了することを可能にする条項がある」ことを明らかにしました。両者が契約に至るまでには数年に及んでマクラーレンがラブコールを送るもリカルドが断っていた経緯もあり、優位な立場でチームに加入したリカルドにのみ早期終了をする行使権があると推測されています。
リカルドは2023年までチームに残ることを希望し、チームもそれを発表しましたが、ブラウンは契約内容は明らかにはしなかったものの、早期終了をしたいことをほのめかしていました。
マクラーレン側からの早期終了条項は、通常パフォーマンスに基づいています。リカルドは第14戦ベルギーGPまでに絶対的な目標ポイント数を設定されているか、チームメイトが達成したポイントの一定の割合以上を獲得することが設定されている可能性があります。ランド・ノリスはハンガリーGP終了時点で76 ポイント、リカルドはわずか19ポイントです。これは、リカルドが今シーズン、マクラーレンのポイントの20% しか獲得していないことを意味します。したがって、パフォーマンス指標がある場合、その数値によっては問題になります。 お名前.com
もし、この条項がない場合、マクラーレンはリカルドに、チームを去らなければ受け取っていたであろう2023年の報酬を支払わなければなりません。フェルナンド・アロンソがマクラーレンを去ってF1を引退した理由は、残りの契約期間の報酬が支払われていたからで、別のF1チームに参加する場合、支払いを返還しなければならないという条件だったからです。
リカルドには、もめることなく要望に応じることが求められていると報じられています。もしアロンソの時と同じような条項を持っていても、F1に留まりたい場合、厄介な状況を避けるために、2023年に支払うべき契約金の一部が支払われる可能性が高く、リカルドの新しいチーム(おそらくアルピーヌ)によって、マクラーレンで契約を満了した場合に受け取るはずだった収入に上乗せした金額が支払われることになると見られています。
金銭的に得をする条件がつくならリカルドも交渉にすんなり応じるかもしれませんし、ましてや移籍先としてアルピーヌが実現するなら、マクラーレンより現在上のチーム。また、アロンソがきっちり2年間のみ休んで戻ってこれたのには、ワールドチャンピオンという肩書きがあるからとも考えられ、リカルドが一度引退して、アロンソのように戻ってこれるかどうかの保証はありません。
マクラーレンでの1年半、スランプが話題になってしまったリカルドですが、彼が素晴らしいドライバーであるという評価はそこまで下がっていないようで、10年以上のキャリアがあるトップドライバーの1人であることに変わりはないようです。今まで積み上げてきた結果はマクラーレンでの一時のダメージよりも大きく、人気も高い。まだ需要はあるという報道がされているので、新しいチームで結果を残せるかどうかにかかっていそうです。
(追加情報)新しい報道によると、早期終了にあたってリカルドは2100万ドル( 約28億3,515万円)を要求。これはリカルド陣営とマクラーレンの間の交渉過程における最初の動きであり、チームがすぐに同意する可能性は低いとみられています。チームは、リカルドが別の場所でレースができるように「ソフトランディング」を試みているとも言われています。それが成功すれば、マクラーレンはそれを交渉に利用し、報酬を大幅に引き下げることができます。チームは金額を下げて交渉することが予想されており、リカルド陣営は最初のオファーで高額を賭けていた可能性が高く、最終的な和解額は1000万ドル以上になると予想されますが、それ以上にはならないとみられています。
リカルドはレースを続けたいと考えており、トレードの候補がアルピーヌなのであれば、マクラーレンの支払額は大きくないと予想され、安くて将来有望なドライバーである若いピアストリと、うまく交換に成功できそうです。
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