鈴鹿サーキットに行くには車か電車になる訳ですが、どのようにアプローチするのか、渋滞具合はどうなのか、気になる方も多いと思います。個人の体験談を裏技も踏まえて書きますので、初観戦の方の参考になれば。
2023年もチケットはほぼ完売。コロナ前の「空いてる席がある」鈴鹿サーキットから、2022年は帰宅難民、稲生駅もトレンド入りするまで激混みになりました。鈴鹿サーキットさんも、動員数が多いことを受けて昨年の反省から何かしら対策を打つはずですので、それに期待しています!
車でアクセス
渋滞の体験談
満員だった2005年のF1で車で行った知人が「決勝の後、鈴鹿から出るのに5時間かかった」と話しており、翌年「ラスト5周になって、席を立って帰ることにした。去年大変な目にあったから」と話していました。「一番おいしいところを見ないで意味ないじゃん」と内心思いましたが、決勝の後帰る時間は同じ。特にチェッカーを受けた瞬間に我先にと帰路につく人は多いのです。表彰台を見終わって、駐車場に行く人が一番多いので、そこからピークを迎えるため、その前で出てしまおうということですね。
遠方の方や、電車や飛行機に間に合わせる為に、急がないといけない人は、渋滞に巻き込まれながらも進むしかないので仕方がありません。皆さんが大好きなF1ドライバーも渋滞に巻き込まれながら駅へと向かうのです。
ヘリ利用者は渋滞関係なし!
渋滞回避策
もし時間に余裕があるならすぐに帰らず、数時間鈴鹿サーキットで過ごしてから出るほうが「マシ」かと思います。コースウォークや、アトラクションで遊んだり、トークショーを見たり、食事をしたりと過ごしていると、閉園時間となります。私が車を出すときにはもう周りに誰もいないぐらい真っ暗だったこともあり、全ての曜日で全く渋滞に巻き込まれませんでした。
朝も早く出てゲートが開くまで仮眠をとるぐらいの時間で移動すれば、渋滞に巻き込まれない可能性が高くなります。夜遅く帰って早朝に付くなら車中泊したほうが良いかもしれません。
ピークの時間帯
皆最初のセッションに間に合わせようと向かうので、そのタイミングで混んでくる訳ですが、セッションに遅刻前提で来た知り合いは「もう混んでない」と。セッション中なので、間に合わなかった人たちぐらいしか走っていなかったそうです。土曜の行きが1番混雑する理由は、FP3に間に合わそうと朝の一定の時間帯に集中してしまうからです。日曜日は決勝が14時なので分散されます。今年はセッション時間の変更により、FP3が12時からになったので、多少の分散は期待できます。絶対に見逃したくない、という人ほど早く出るはずなので、渋滞を回避するならピークの前に動くしかありません。
駐車場の予約ができなかったら
駐車場が予約できなかった人も多数続出していますが、鈴鹿サーキット近くでは民間の方が空き地を利用して駐車場の提供をしています。メインゲートから徒歩15分ぐらいの場所で1日5000円で旗振りPRをしているのを見ると、V席なのに南コース駐車場を予約するより全然良いと思いました。稼ぎ時ですので、このような民間の駐車場がたくさん出ますが、もちろんそれも、今年は満車になる確率が高いので、あまり欲を出さずに、徒歩圏内でサーキットに来れるなら良いと思って適度な場所で妥協したほうがよさそうです。
そしてサーキット近くに住んでいる方は、少しでも多く駐車場を提供してほしいと思いますので、最近はやっている空き駐車場を活用して収入を得るサービスに登録をして頂きたいです。需要は高いです↓駐車場探しにもご利用できます。
電車でアクセス
電車なら伊勢鉄道鈴鹿サーキット稲生駅が最寄り駅となります。そこから徒歩で約15分〜25分(ゲートによる)/もしくは近鉄白子駅からシャトルバスで約20分~40分以上(渋滞による)
F1期間中はとにかく歩きますので、連日通う人にとっては1歩でも少なくして体力を温存しておきたい!
多くの人が宿泊する名古屋駅は、どちらの駅に向かうにしても始発駅なので座れる可能性あり。
鈴鹿サーキット稲生駅&徒歩
鈴鹿サーキット稲生駅はF1期間は臨時便が出るの上、名古屋⇔鳥羽間を走る快速みえの一部も停まるので、それに時間があうのなら、利用する価値ありです。メインゲートまで25分とそこそこ歩くものの、1コーナーゲートならわずか15分。購入したチケットがVスタンドからA〜Eスタンドなら、実はこれが1番早いのです。とても便利な動画を鈴鹿サーキットさんが公開しています↓
なのに白子駅と比べて比較的ユーザーが少ない理由は、臨時便があっても近鉄より電車の本数が少ないことや、ICカードが使えず乗り継ぎが不便。そのため、他線からの乗り換えは計画が必要です。更に車両編成も少ないので、1回で運べる乗客量の少なさが影響しており、松坂市のホテルに帰るときにこの駅を使いましたが、反対方向の名古屋方面に宿泊している人の列が、駅の外までずらーっとできていました。ホームに入りきれなかったようです。最後尾の人が電車に乗るまでに、一体何本の電車を見送ったのだろう。見送る羽目になったときのタイムロスは予測できず、これがデメリットです。私は逆方向だったので、来た電車に乗れましたが、すごく待って、ぎゅうぎゅう。ただし、F1期間中は普段停車しない快速みえが全て停まります。
鈴鹿GP号など、一部の特急が指定席を設定しているので、それを確保できればゆっくり座ることができます。例えば名古屋⇄鈴鹿サーキット稲生なら乗り換えも必要もありません。また運賃も近鉄よりも安い上、お得なモバイルチケットも発売されているので、近鉄&シャトルバスユーザーより交通費が抑えられます。また、モバイルチケットを利用しないのなら、当日ではなく事前に乗車券を購入できる方はそのほうがおすすめです。乗車券は1か月有効期限があります。ICカードが使えず、精算もややこしい為、毎年切符購入と精算ですごい列になります。ただでさえ電車の本数が少ないのにそのタイムロスで電車を乗り過ごしたら目も当てられません。
裏技として、名古屋方面に帰る人の中には、なかなか乗れない名古屋行に乗らず、津行に乗り、津から近鉄に乗り換えるという方法があります。津行の伊勢鉄道なら、とりあえず来た電車に乗れます。但しモバイルチケットユーザーは損をしますので、その方法をとることを念頭に置いている方は購入しないほうが良いでしょう。またあえて津に向かうということは、迂回するわけですから、その分交通費も高くなります。来た名古屋行に乗れた場合はそれが最安&最速ですので、状況により判断する必要があります。
近鉄白子駅&シャトルバス(片道410円)
一番人が集中します。名古屋からも大阪方面からも乗り換えなしでアクセスできる上、全席指定の特急の停車駅でもあるため、特急ならラクラク白子駅まで到着できます。鈴鹿サーキット稲生と同様、ほとんどの方が名古屋方面からのアクセスのため混雑しがち。特急以外だとぎゅうぎゅうではあるものの、本数もあり(1時間で10本以上、ほとんどが特急と急行)随時乗り込むことができ、駅の外まで人が並ぶことはありません。便利さは抜群です。またシャトルバスでサーキット近くまで行けるので、V席からR席方向・西エリアの人には鈴鹿サーキット稲生より歩数が少なくてむみます。
木曜はシャトルバスではなく、通常の市内循環バスがいつもより増便して出ており、白子駅バスロータリーの停留所から鈴鹿サーキットのメインゲートまで連れて行ってくれます。
しかし、金曜からは変わります。バスロータリーに長ーい列が何重にも連なってうねうねと。さくさくと乗れる年の方もあれば、乗るまでに1時間半かった時もあります。炎天下でずーっと待ってしんどかったです。あの時の海外から来ていたマダムがこの世の終わりのような顔をしていたのが忘れられません。まさかバスの中でFP1の映像を見るとは思いもしませんでした。圧倒的なバス不足です。列はどんどん伸びていくのに白子駅にはまだまだ人が残されている、なのに鈴鹿サーキットにはたくさんのお客さんがいてました。実際渋滞はあまりしていなかったので、車ユーザーは問題なかったんでしょう。白子駅から鈴鹿サーキットは歩いて1時間ぐらいなので「ロータリーで1時間半過ごさず、歩いて向かったら今頃FP1を見てたな」とむなしくなりました。 お名前.com
そして、到着するところもメインゲートから徒歩10分ぐらい離れた場所になり、ようやく入園してから一番近いVスタンドまで歩いて5分と、バスを降りてからも15分は歩くと思ってください。追加して皆さんそれぞれのスタンドまで歩いていくわけです。楽なはずのシャトルバスでも結局ロータリー周辺の長い列をうねうねと歩いて、降りてからも歩いて…となると、鈴鹿サーキット稲生から15分で1コーナーゲートに到着するので、席によってはこの方法で来ると時間も歩数も無駄にします。
この年、金曜の白子駅の待ち時間にうんざりした知人は「大阪方面から白子駅の手前の津駅でわざわざ降りて、伊勢鉄道に乗り換えて鈴鹿サーキット稲生駅から歩きにした」と、ルートを切り替えました。バス待ちは時間が予測できませんが、駅から歩くなら時間は確実で、乗り換えるタイムロスの方がマシとふんだわけです。※但し券売機のトラブルで乗り継ぎに失敗し、駅でめっちゃ待つはめになり、失敗したパターン。リスクはあります。
この経験から、2022年はバスの始発の朝6時にあわせて白子駅に行くと、なんとバスがまだ到着していない!最初の1台だけあり、それが出発した後は1台も来ない。40分ぐらい待ち、まるで遅刻してきた集団かのようにバスが何台もやってきました。推測するに、朝一はぼちぼちでいいだろーというので手配していたバスの数が少なかったようです。当然ロータリーの列は長くなる一方。行列に巻き込まれたくないから早起きしたのに、列の先頭でずーっと待つのはそれで眠くなります…。
帰りもバスも不足で金曜で最大2時間待ちを経験しました。これで反省したのか?もしくは休日だからかわかりませんが、翌日、バスが増え、待ち時間は30分強に短縮。列は相変わらず凄かったのですが、さくさく進める状態となりました。そうなると便利な白子駅&シャトルバスの効果が発揮されます。こればっかりは結果論で、我々は予測することができません。今年完売なのであれば、鈴鹿サーキットさんと三重交通さんに頑張ってもらい、バスをいつも以上に出してほしいですね。座われますし、エアコンもあるし、渋滞は仕方ないので我慢できます。
白子駅についたらドライバーの手形をチェック
渋滞の時間は読めません。木曜は20分程度到着しますが、金曜からは影響があります。特に駅周辺の渋滞を抜けるのが厳しい感じで、私は平均して40分とみています。もちろんそれ以上かかることもあるでしょう。
タクシー利用
シャトルバスほどではないものの、タクシー乗り場にもそこそこ人が並んでいます。目的場所が一緒なら、タクシーの相乗りをさせてくれる場合もあります。夜遅くにシャトルバスも稲生駅の終電も逃した時に、タクシーを利用しました。その時間となると渋滞もなく、白子駅まで2000円程度でした。渋滞となるとそれ以上になってしまいます。
念のために配車アプリは入れておいて損はありません
↓初回DL時にコード入力画面でmf-xs6ezvを入れると、2000円分のクーポンを獲得できます。
尚、私がタクシーを利用した時はすでに乗り場からタクシーが撤退しており、タクシー会社を調べて電話をかけることに。なかなか来なくて困っていた時に、親切なF1ファンの方が、駅まで車に乗せてくれました。私の場合そっちの方が多く、お支払いすることを申し出てもみなさん受け取りませんでしたので、お礼にその時持っていたありったけのお菓子を渡しました。F1ファン同士、声をかけあうと良いことがあるかも。
近鉄電車を使うなら利用を検討したいサービス
週末フリーきっぷ…土日を含む3日間、近鉄線乗り放題の乗車券でおとな 4,400円です。
また2日間切符で3000円という商品も販売されています。前日までに購入、特急券は別途必要です。大阪方面からだとかなり効果を発揮します。
近鉄特急…有料の指定席で楽に移動できます。帰りはシャトルバス待ちや渋滞で到着時間が読めませんので、目ぼしがついてから予約するのをおすすめします。
※名古屋駅⇄白子だと、急行より特急利用の方が乗車時間が10分短くなります。
サーキットEXPRESS他、直通長距離バス
名古屋駅ユーザーなら選択肢の一つであるサーキットEXPRESS。2023年より他の市発着の直通バスも増え、鈴鹿サーキットまで行くのに選択肢が増えました↓
残念ながら利用したことがありません。しかし1番楽な手段なのは間違いない上、体力が温存できるので、西エリアの人だってスプーンに楽々行けるのでは?日本ではなくスペインでバルセロナ市内からカタロニアサーキットに行くのに同様のバスを利用しましたが、到着してからもとっても元気でした。
デメリットはバスの集合時間にあわせて移動するしか選択肢しかなく、サーキットに早く行くこともできなければ、長く居ることもできないことです。それこそスペインで、セッション後のファンイベントに参加したかったのに、バスの最終が決められていたので諦めました。長距離バスを利用する人は「セッションさえ見れたらよい」「お金をかけても楽したい」「高齢である、足腰が不自由である」といった方には価値があるでしょう。
特に鈴鹿サーキットでは、ドライバートークショーが朝にも夜にも開催されており、私はそれを楽しみにしているので、選択肢には入りません。直通バスの運行時間を見る限り、イベントへの参加は不可能です。「トークショーに興味はない。F1のセッションだけ見れたらいい」という方以外は利用しない方が良いです。シャトルバスの方が遅くまで運行されており、夜イベントに参加しても白子駅行きに乗れるように時間設定されています。特に土曜は前夜祭でドライバーのトークショーやナイトウォークがあり、それに参加したい人や、出待ち入待ちしたい人は間に合わないので候補から外しましょう。また、金額も高額です。Time is Moneyと考えればよいのかもしれませんが、結論から言うと、並ぶ時間をスキップ料金(ファストレーンパス)と考えれば良いでしょう。座席保証がついていますが、白子駅からのシャトルバスも全員座れますし、大阪・京都・名古屋から特急を使えば指定席で座れます。いずれにせよ、こちらのバスも渋滞には巻き込まれますし、シャトルバスに乗るのに行列に並んで近鉄特急乗るのと、鈴鹿サーキットから渋滞に巻き込まれながらバス長時間かけて目的地まで行くのと、どちらが速いのかは、状況によるでしょう。個人的にはファストレーンパスにしては高すぎると判断しています。
所要時間とタイプ別おすすめ移動手段
鈴鹿サーキット稲生駅・・・電車に乗れるまでの待ち時間(来た電車に乗れなかった場合は数十分以上になる可能性あり)&徒歩(1コーナーゲートまで15分〜メインゲートまで25分)+それぞれのスタンドまでの移動時間
■以下に該当する方におすすめ
・VスタンドからA席、BCD席方向に進む方
・名古屋方面からなら指定席がとれた方
・予算重視の方
近鉄白子駅・・・シャトルバスに乗る列(一度も経験したことありませんが、人がいなければ数分。スムーズに進んで最短15分〜最長2時間経験あり)+渋滞(20〜40分、それ以上の可能性あり。必ず座れます)+メインゲートまで歩き(10分)Vスタンドまで歩き(5分)+それぞれの席までの移動時間
■以下に該当する方におすすめ
・VスタンドからR席側方向に進む方
・シャトルバスで座って移動したい方
・アトラクションで遊びたい方(メインゲートよりです)
毎回同じ方法ではなく、行きと帰り、曜日によってわけてどちらが自分にあっているのか確認するのも手です。例えば、金曜はV席以外は自由席なので、FP1を見る席によって決めても良いと思います。入待ちをする人は、シャトルバス降り場からメインゲートの途中でする人もいれば、鈴鹿サーキット稲生駅から向かい、モータースポーツゲート近くでする人もいます。
あまりしている人は少ないが実はこれが最強と思うアクセス方法
こちらに詳細を掲載しています↓上級者向け
価格:14,880円 |
価格:48,800円 |
移動手段番外裏技編もあります⇩
他にも有益な情報をお待ちしております。あくまで私個人の体験談ですので、みなさんそれぞれ違う体験談を、よければ1番下にあるコメント欄に書き込みしてください。
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