ジョージ・ラッセルは壁に接触してバランスを失ってそのままバリアに突っ込んだことを “集中力の欠如 “としてメルセデス・チームに謝罪した。

レース後半、ラッセルは今季初勝利を目指してランド・ノリスとカルロス・サインツを追っていた。ソフトコンパウンドでフレッシュなラバーを使用していたメルセデスの両ドライバーは、ペースが良く、トップ争いのサインツを攻めるためにノリスをパスしようとプッシュしていた。

しかし最終ラップのターン10でバリアに接触し、ウォールに叩きつけられた。ラッセルは『Sky Sports F1』に次のように語った。

「正直、言葉がないよ…とても長いレースで、体力勝負だった。カルロスが集団を後ろに留めて素晴らしい仕事をしていた。集中力を保つのは困難で、他の戦略とることができなかった。チャンスがあったときにランドをパスしていれば、カルロスを抜くことができたと思うし、それでレースには半車身の差で優勝だったと思う。最終ラップに集中力が1ミリほど切れて、ゲームオーバーになってしまった。チーム全員に申し訳なく思っている。本当にチャレンジングなレースで、タイヤはどんどん減っていくし、限界に挑戦するようなものだった。」

「これがレースのあるべき姿だ。ここで小さなミスをすると、それが痛手になる。しかし、これほど素晴らしい週末を過ごした後で、胸が張り裂けるような思いだ。マシンのフィーリングは最高だったし、予選も素晴らしかった。レースは戦略も大胆で素晴らしかった。自分もチームも落ち込んでいる。つらいよ。でもまたカムバックする」

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「最終ラップで同じ場所で壁にぶつかった」とランド・ノリスは語った。「私も同じことをしたので、彼は私の真似をしてさらにひどいことをしたのだと思います」しかしノリスはダメージなく走行を続け２位・表彰台を獲得。明暗を別けた結果となった。