アブダビGPの終盤でのレースコントロールの判断は、同ポイントでチャンピオンシップを争っているマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの最終決着を左右するという、ファンにとっても後味の悪い結末となった。
しかし、レッドブルホンダレーシングが悪いわけではなく、それはライバルチームの代表であるトト・ウォルフも理解している。実際にウォルフはレース数日後にはチームとフェルスタッペンに祝福のコメントを出している。
しかし、ハミルトンはスタートからセーフティカーが入るまでは他を寄せ付けない走りで、誰もが彼の勝利を確信していたような状態であったため、メルセデスのチーム、ドライバーが「幻滅した」というのも仕方ないであろう。
レース後すぐにウォルフはスチュワートに2つの抗議をしていたが、却下されたことを受けて、上訴する意思を表明していた。スチュワートの解任も求めていたが、最終的に「FIAにこの件に関して調査・解析する委員会を設置し、説明責任を負うこと、このようなことが将来起きないように、ルールをわかりやすくして公開し、どのルールが適用されているのかを全ての人が知ることができること」等の表向きには前向きな理由で、上訴を取りやめた。
詳しくは【F1発表まとめ】最終戦のセーフティーカーにまつわるスチュワードの判断について、FIAが調査をする報告を受けてメルセデスは上訴しない声明を発表
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