3分で読める!今更聞けない、セナプロ対決ってどんなんだったの?Part5【1990年マクラーレンVSフェラーリ】

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1988年、89年とマクラーレン・ホンダでチームメイトとしてチャンピオン争いを繰り広げたアイルトン・セナとアラン・プロストであったが、90年にプロストがフェラーリに移籍。しかし2人のライバル関係は続き、またまたタイトル決定戦は鈴鹿で、3度目のガチンコ勝負をすることになる。セナが9点リードした状態で最終戦を迎えた。もちろん確執だらけ。

予選結果は赤白のマルボロカラーのマクラーレン・ホンダのセナがポール、フロントローに赤い跳ね馬フェラーリのプロストがつけてまたもや接近戦になりそう!!

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ところがセナが「ポールの位置のほうが、路面のグリップが悪い。1コーナーへ最初に入ることができない」とスチュワードにポールのポジションの変更を訴えてたが、変更は受け入れてもらえなかった。

セナはそれを自分への個人攻撃だと受け取った。昨年、バレストル会長に優勝を剥奪されたから、セナは不信感を抱いていて、今回もプロストに有利に働くようにポールの位置の変更を受け入れてもらえなかったと思いこんでしまった。昨年はプロストが被害妄想が激しかったが、この年はセナがそうなっちゃったみたいです・・・。

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セナは「1コーナーを先頭で出れないなら、僕にも考えがあるっ!!」と発言する。

そしてレースがスタート!予想通りグリップのよい2番手のプロストが、トップで1コーナーに入る!そしたら斜め後ろ方向からセナのマシンが接触!!2台が絡まりながらグラベルまで飛ばされてリタイアしてしまった

非常に危ない体当たりであった。その瞬間、イギリスのテレビ局は「驚きましたが、こうなることは予想できてました!」と解説している。

いちおう後のプロストをチラ見して気にするセナ・・・。何を思っているのか・・・。

セナはレース後の記者会見で「残念だけどうまくいかなかった。僕には失うものがなかったから、リスク覚悟で思い切って1コーナーでインに飛び込んで勝負した。プロストは見えてなかったのかもしれない、タイトルがかかっている大事なレースだったのにね。昨年は僕が運がなかったけど、今年は彼だったね」としれっと話すのであった。

セナは1年前の鈴鹿での接触、チャンピオンを取れなかったことを恨んでおり、最初からこうすることを決めていた。今のF1でこんなことしたらライセンス剥奪である。

プロストは「通常ラインで走って、スペースは十分にあったのにセナが飛び込んできた。身勝手な行動でレーサーにあるまじき行為」と批判。でもレーシングアクシデントとして処理されてしまい、ペナルティは出ず、両者0ポイントでセナのチャンピオンが確定した

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