3分で読める!今更聞けない、セナプロ対決ってどんなんだったの?Part1【セナプロ人気と比例する日本におけるF1ブーム】

セナプロ対決とは、マクラーレン・ホンダの無敵のマシンMP4/4で、チャンピオン争いを繰り広げたのってアイルトン・セナとアラン・プロストの対決を言う。

有名な2人なので名前も顔も知っているといえば知っているが、「セナプロ時代にまだ生まれてないよ」とか「物心ついていないよ」という人も多いだろう。どれだけF1ブームが起きていたとしても、再放送で見れるレースは厳選されている。タイトル決定戦の鈴鹿だけを見ても、それまでの経緯を知らないので、セナプロ世代ではない人からしたら盛り上がりにかける。ということで、熟練F1ファンが夢中になっていたセナプロ対決をさくっと頭にいれられるようにまとめてみた。

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1980年代後半から1990年代の日本でのF1ブームを席巻した2人のトップドライバーは、互角の戦いで優勝を奪い合うので、度々危険なレースや、ルール違反も生み出してしまい、2人の仲はレースを重ねる度に悪化していった。チャンピオン決定戦は3年連続でこの2人で争われ、決戦の場はいつも鈴鹿だった。多くのファンがその瞬間を見届けようと駆けつけるも、1989年と1990年の結末は接触リタイアで終わるという、接近戦ゆえの展開。そんなバトルが繰り広げられていたと言えば、今のハミルトンとフェルスタッペンの白熱したレースを見ているファンは、これがどれぐらいレースを盛りあげてくれたかは想像つくだろう。

プロストはマクラーレンに加入した時から、ニキ・ラウダを相手に互角の戦いを繰り広げていて、1985年、1986年と既にワールドチャンピオンを獲得していた。プロストはフランス出身の思考型でプロフェッサーの異名を持つ頭脳派ドライバーで、そこに全く違うタイプなのセナがチームメイトとしてやってきた、ブラジル出身のセナは情熱的で感情で動く天才ドライバーだった。

セナは元々圧倒的な速さを誇るホンダエンジンがお気に入りで、ホンダエンジンを積んだロータス99Tを走らせていたわけだから、ホンダと繋がりが深い。マクラーレンにホンダエンジンを供給する条件が、セナのチーム契約という噂もあったぐらいだ。



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