3分で読める!今更聞けない、セナプロ対決ってどんなんだったの?Part5【1990年マクラーレンVSフェラーリ】

スタート後わずか8秒で決着がついた。チケットを購入した人のことを考えるとね。1コーナーまでの人しか見れなかったわけですし。そして2年も連続で接触による決着で後味が悪い最終戦となった。チームはセナに「君なら普通に走っても勝てるだろ?」とこの仕返しに失望する。この危険行為は、ドライバー、ファン、マーシャルを含む全ての関係者を棄権にさらした訳だから。

2人とも無事だったし、他のドライバーも巻き込まれなかったからよかったものの、もし誰かが怪我してたらって思うと、許されない行為である。

そして後にセナ本人もこれがプロストに対する報復で、故意だと認めている。

このようなバックボーンを知らずに「セナプロ対決」と聞くと、トップレーサーの激しいライバル争いをイメージし、その裏には友情が描かれていると思いがちだが、実際は想像以上にドロドロしているものだった。

1993年、プロストがウイリアムズで4度目のタイトルを獲得して引退。1994年にその空いたシートに座ったのがセナだったが、セナはそこでわずか数ヶ月、イモラで命を落とす。2人の執念は最後まで良い方には進まなかった。

プロストは引退後、ウイリアムズのセナと少しお話しをしたそうだ。セナと友達になれそうと言っていた。しかしその後すぐにお別れをすることになる。お葬式に参列して、批判も受けたそうだが、「出席できてよかった」と語っており、今でも毎年セナの命日には、自身のTwitterにセナとの思い出を投稿している。

 

 

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