現在のドライバーの半分は2022年をもって契約が切れる。彼らのその後がどうなるのか、ドライバーズマーケットが気になるところだが、早くも予想されている情報をピックアップしてみた。
■ダニエル・リカルド(マクラーレン)
— Daniel Ricciardo (@danielricciardo) August 24, 2022
本来なら今年のマーケットにいないはずだが、マクラーレンからの早期契約解除により市場に出ることになってしまった。当初は最低でも4チームから話が来たことを明かしていたが、唯一話が進んだら契約したであろうアルピーヌは、かつて悪い辞め方をしたことが原因で「リカルドを取り戻さない」というスタンスであることが報道されている。一方のリカルドは「グリッド上の一人ではなく優勝するためにレースをしているので、その目的を得られないのなら休む」という考えを持っていることから、下位チームに所属する可能性は低く、2024年のチャンスを待つという考えを固めているようだ。しかし、彼は移籍が下手で自分で下した判断で進めば進むほど、弱いチームに落ちていくという珍しいドライバー。おそらく1年休むのも悪い方向に進み、仮にトップチームの席が空いても1年休んでいるドライバーにシートを与えるとは思えないので、今年がF1最後のキャリアとなるだろう。→2023年のレギュラーシートはないと本人が発表した。
■角田裕毅(アルファタウリ)
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— 角田裕毅/Yuki Tsunoda (@yukitsunoda07) December 15, 2021
他のどのドライバーよりも2022年に結果を残す必要のある人物である。その結果に応じて、2023年にレッドブルのトップシートを射止めることも、アルファタウリのシートを確保し続けることも、シートを失うこともできる。
ルーキーシーズンは厳しい結果になったが、彼には巨大な可能性が秘められており、時折それを垣間見せていたと評価されている。マルコは2年目も定期的にそのような一面を見せるのであれば、日本人ドライバーを維持し、レッドブルとアルファタウリのラインナップを再びアカデミーメンバーだけで構成することを望んでいる。反対に、マルコは忍耐強い男ではないので、角田が残念なレースをすれば、別のレッドブルジュニアドライバーのために切ることを躊躇しない。
堅実なシーズンを過ごしておけば、アルファタウリに留まる可能性が高いと見られているが、ペレスからシートを奪えるまでには至らないだろう。→2022年9月22日に2023年も契約更新したことが発表されました◎昨年と比べて飛躍的に改善できたところが決め手。成長性を期待されたとみられています。
■ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)
I’ve been reflecting on THAT day in Hungary in my latest blog 🔙 Memories that I’ll never forget! 💙 @WilliamsRacing
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— Nicholas Latifi (@NicholasLatifi) January 12, 2022
チームに多額の資金をもたらし、2021年は進歩を遂げ、土曜日と日曜日の両方でジョージ・ラッセルとのギャップを埋め、初のポイントも獲得した。彼よりも経済的に貢献し、良い仕事をするような魅力的な人材が他にいないようなので、チームはおそらくラティフィを維持するだろうと思われていた。しかしアルファタウリのシートが埋まるとアルボンの残留が確実となり、そこにめぼしい新人がやってくると、シートは非常に危うくなる。アルピーヌのオスカー・ピアストリはウイリアムズのサードドライバーとしてシート合わせも完了しており、契約済みとの噂も流れている。→2022年9月23日、その年の末をもってウィリアムズから離れることが発表された。元々資金難であったチームに、大量のマネーをもたらしていた訳ですが、財政が安定したため、ペイドライバーに頼らなくてもよくなったのが決め手。もちろんラティフィのパフォーマンス不足は言うまでもなく、クラッシュが多いことから、修理代が非常にかかるという話もあった。
2022年11月21日、最終戦の翌日、アメリカ人であるローガン・サージェントがラティフィに代わり、2023年のレギュラードライバーになることが発表された。
Welcome to @F1, @LoganSargeant 👋
We are pleased to confirm that Logan will drive for the team in 2023! 🤩#WeAreWilliams pic.twitter.com/ZGKOB5jGvy
— Williams Racing (@WilliamsRacing) November 21, 2022
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