これには流石に動揺したのではないかと思われたが「いいえ、全然心配ないよ」とリカルドはこの状況について語った。

「この仕事のことを考えたら、それは良い動きだと思う。マクラーレンがランドをより長く残留させることは良い動きだ。昨年、彼は本当に力強い1年だった。それだけでなく、正直言って、彼はF1に参戦して以来、非常にうまくやっていると思う。パフォーマンスはさておき、彼はチームを本当に愛しているし、家のようにくつろいでいるよ。だから彼とチームが長期的に結びついているのは非常に適していると思う」

リカルドは今キャリアの後半で、今のところは2023年までで十分だと言う。

「僕はランドより10歳年上だから、今から5年契約を結ぶために…5年で僕に何が起きるのか本当にわからないよ！僕はマクラーレンがとても快適で、ここにいることがとても幸せだ。僕らが勝利を収めたのはモンツァでのたった1レースだったけど、あのような瞬間を僕がこのチームで成功させたいと思っていることなんだ」

詳細は：「引退」の二文字がチラつき出すようになったダニエル・リカルドのロングインタビューPart1「マクラーレンでキャリアを終わらせたい」

懸念していないのは本音かどうかわからない。でも2022年シーズンはまだ始まっていないし、2021年シーズンがびっくりだったように、2022年シーズンは良いびっくりに変わる可能性だってある。2021年のように負け越してしまったら、ノリスをナンバーワンドライバーにしてチームを構築していく可能性があるが、ノリスに勝る、もしくは対等に戦っているならお互いをプッシュしあえるだろう。もちろん前向きなリカルドは自身が勝つつもりで挑んでいるはずなので、シーズンが始まる前からそんな心配をする必要はない。ただ、心配なのは、ノリスが新たに契約した内容にナンバーワンドライバーとして優先するといった項目があったかどうかだ。。そうなると良いパフォーマンスを発揮してもやっかい・・・2022年もマクラーレンから目が離せない。

(インタビュー：speedcafe.com参照)