2022年のワールドチャンピオンシップに向けて行進しているマックス・フェルスタッペンは、どのGPでタイトルを決めるのだろうか？最短でシンガポールで決まってしまう可能性がありましたが、何とかそれは阻止され、日本人としては鈴鹿でその瞬間を見たいところ。

オランダGP終了時点でチャンピオンへの挑戦権を持っているのはレッドブル、フェラーリ、メルセデスの計6名でしたが、イタリアGP終了後、ランキング5位のカルロス・サインツと6位のルイス・ハミルトンが脱落、そしてシンガポールGPでは4位のジョージ・ラッセルが脱落しました。よって、フェルスタッペン、ルクレール、ペレスの戦いで鈴鹿へと向かいます。フェルスタッペンとレッドブルが恐ろしい結末を迎えない限り、マックス・フェルスタッペンは2度目のタイトル獲得が濃厚になっています。シンガポールGPが終了し、フェルスタッペンは341ポイント、2位のシャルル・ルクレールは237ポイントで、残り５戦の時点で104ポイントの差をつけています。

チームボスのクリスチャン・ホーナーはいつ無線で “MAX VERSTAPPEN, YOU ARE THE WORLD CHAMPION”と叫ぶのでしょうか？日本GP終了時点で、残り４レースで獲得できるのは最大112ポイントなので、フェルスタッペンが2位に112ポイント差をつければチャンピオンが確定します。現在2位のシャルル・ルクレールとは104点差なので、鈴鹿でフェルスタッペンがルクレールに８ポイント多く、ペレスには６ポイント多く獲得できれば日本でタイトルを確定させてしまいます。絶対条件は、フェルスタッペンがルクレールとペレスより前で勝つことで、逆にどちらか片方がフェルスタッペンより前でフィニッシュすれば、アメリカへ持ち越しとなります。

日本GPでのチャンピオン確定条件は以下の通り。勝ちパターンはたくさんあります。

1）フェルスタッペンが優勝し➕ファステストポイントも獲得（26ポイント）した場合、ルクレール、ペレスの順位に関係なくチャンピオン確定

2）フェルスタッペンが優勝（25ポイント）した場合、ルクレールが３位以下の場合確定

３）フェルスタッペンが2位➕ファステストポイントも獲得（19ポイント）の場合、ルクレール、ペレスが５位以下なら確定

４）フェルスタッペンが2位（18ポイント）の場合、ルクレールが５位以下、ペレスが４位以下なら確定

５）フェルスタッペンが３位➕ファステストポイントも獲得（１6ポイント）した場合、の場合、ルクレールが６位以下、ペレスが5位以下なら確定

６）フェルスタッペンが３位（15ポイント）の場合、ルクレールが７位以下、ペレスが６位以下なら確定

７）フェルスタッペンが４位➕ファステストポイントも獲得（１３ポイント）した場合、ルクレールがペレスが７位以下なら確定

８）フェルスタッペンが４位（１２ポイント）の場合、ルクレールが8位以下、ペレスが７位以下なら確定

９）フェルスタッペンが５位（１０ポイント、ファステストで11ポイント）の場合、ルクレールが９位以下、ペレスが８位以下なら確定なら確定

１０）フェルスタッペンが６位➕ファステストポイントも獲得（９ポイント）の場合、ルクレールが１０位以下、ペレスが９位以下なら確定

１１）フェルスタッペンが６位（8ポイント）の場合、ルクレールがノーポイント、ペレスが９位以下なら確定

鈴鹿でチャンピオンを確定してほしい皆さんは、とにかく前でフィニッシュしてくれれば、かなり高い確率でチャンピオンになれそうです。尚、フェルスタッペンが７位以下だとアメリカへ持ち越しです。スタート早々にリタイアでもしたら、その時点で諦めましょう（一番残念すぎる）

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以下の表は、フェルスタッペンがタイトルを獲得するために、各レースの後に2位に何ポイント先取すればよいかを示したものです。※年末に同点の場合は、勝利数の多いドライバーが優勝となります。

	2位以下に必要となる先行ポイント
イタリア	結果がどうであれタイトルが取れない
シンガポール終了後	138
日本終了後	112
アメリカ終了後	86
メキシコ終了後	60
ブラジル終了後	26
アブダビ	0