マックス・フェルスタッペンはシルバーストンで、ネルソン・ピケがルイス・ハミルトンに向けて使用した差別的な言葉をどう感じたかを質問された。
この差別発言とは、昨年のイギリスGPでフェルスタッペンとハミルトンが衝突し、フェルスタッペンがリタイアに追い込まれたことについて、ピケが母国語であるポルトガル語でポッドキャストでおしゃべりしていた時に発せられたもので、ハミルトンのことを差別用語で表現したと報じられている。お名前.com
元ワールドチャンピオンのネルソン・ピケは、フェルスタッペンの彼女であるケリー・ピケの父親であり、家族ぐるみの付き合いをしているのもあり、愛娘の恋人であるフェルスタッペンの味方であるのは間違いない。
しかしフェルスタッペンからしたら、とんだところで話題になってしまい、巻き込まれ事故感はいなめない。ここ数日、多くのF1ドライバーとチームがこの件に対して声明を出し、ハミルトンが素晴らしい人物であること、ピケの発言を容認できないこと、このスポーツには差別するような人に居場所はないことを一致団結をしている。しかしフェルスタッペンもケリーもSNSは一切更新しておらず、沈黙状態でした。
We stand alongside @F1, @LewisHamilton and @MercedesAMGF1 against any form of discrimination. https://t.co/UzKK6rhfae
— Scuderia Ferrari (@ScuderiaFerrari) June 28, 2022
SKYSPORTSF1によると、シルバーストンで、フェルスタッペンはネルソン・ピケの発言を非難し、ハミルトンの支持をしたと、報告されました。
残念ながら、各チームが声明を発表しているのに、レッドブルは発表なし。レッドブルはあの時の当事者であるのは事実だが、ユーリ・ヴィップスの差別発言については声明を発表し、契約を解除しているにも関わらず、今回沈黙を貫いているだけに、フェルスタッペンへの忖度なのか、もしくは当時のことを苛立ってなのか、発表しないことで目立ってしまい、さまざまな憶測が立てられても仕方がない状態となっている。
— Oracle Red Bull Racing (@redbullracing) June 28, 2022
実際レッドブルのこのツイート(ヴップスの差別発言を批判するコメント)には、「ピケの発言についてはどうするんだ?」「は?今はマックスの彼女の父親について発言する時だろ」といった批判的なコメントばかりが残されている。 ラブライブ!コラボキャンペーン
またフェルスタッペンも残念ながら他のほとんどのドライバーが声明を発表したのにも関わらず、自身は何の行動も起こさなかったので、もちろんマックスの最後の投稿にもレッドブル同様のコメントが残されている。
個人的にはマックスは質問されたから答えるしかなかったけど、本当は触れて欲しくないのでは、と思っている。ネルソンを非難することはケリーには耐えられないことだろうし、マックスの立場からしたらコメントはしたくないはず。彼のコメントは以下の通り。
「フォーミュラ1だけでなく、これらの言葉を使うのは正しくないと思いますが、それはすでに若い頃から、家庭で、学校での教育から始まっていると思います。この種のことは一般的に言ったり使ったりすることはできないということを教えられる必要があります。」
「差別を排除することは私たちが取り組んでいることであり、もちろん、F1はルイスと一緒に、将来のためにそれに取り組んでいる。そして、すべてのドライバーがその後ろにいます。私たちは皆、彼らをサポートしています。」
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ネルソン・ピケは「ルイスは素晴らしいドライバーで、心から謝罪するが、メディアでポルトガル語から違った翻訳をされてしまった」とコメントを出した。しかしブリティッシュレーシングドライバーズクラブはピケが名誉会員としてふさわしくないとし、そのステータスを一時停止、F1は「無期限でパドックへの出入り禁止」を検討している。
(参考;SKYSPORTSF1)
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