イエメンのフーシ反政府勢力は、サウジアラビアに対する一連の攻撃を開始したことを発表し、ジェッダではここ数日でロケット爆弾が着弾。FP1の途中ではトラックの20キロ圏内の石油貯蔵所に着弾して、コースからも確認できるような大規模火災が発生した。サウジアラビアグランプリは、4時間以上続いたドライバーズミーティングの結果、予定通り開催することが確定した。
詳細は:フェルスタッペンの「焦げ臭い」原因、トラック近くへロケット着弾、石油貯蔵所で大規模な火災が発生
開催される理由の結論は、サウジアラビア当局による説明が以下のものだったこととされている。
「テロリストが人的被害を主張するのではなく、経済インフラを破壊することにのみ関心を持っていたため、グランプリはターゲットにならないだろう」というものだった。
FP2セッション中に、サウジアラビアモータースポーツカンパニーは次の声明を発表しました。
「サウジアラビアの治安当局、F1およびFIAと直接連絡を取り続け、必要なすべてのセキュリティおよび安全対策が引き続き実施されていることを確認します。サウジアラビアグランプリへのすべての訪問者、およびすべてのドライバー、チーム、利害関係者の安全を保証します。」
F1側はそれを受けて、ステファノ・ドメニカリが「サウジアラビア当局からF1の安全性が保証されている」ことを明らかにした。
「私たちは、国にとって、状況に関係なく安全が最優先であるという完全な保証を受けました。地元の役人は家族と一緒にここにいて、実際このトラックにいる。この地域、都市、そして私たちが行く場所を保護するためのすべてのシステムが整っています。ですから、私たちは安全であることに自信を持っており、その点で地方自治体を信頼する必要があります。したがって、もちろん、イベントを進めます。」
「週末のレーススケジュールは予定通り継続されます。すべてのお客様の安全とセキュリティは引き続き私たちの最優先事項であり、週末のプレミアムレースとエンターテイメントでファンをお迎えできることを楽しみにしています。」
しかしその安全保証が機能していれば、そもそもFP1に火災が起きなかったはずである。
「イエメンからドローン(ロケット弾)が送られたと知らされました。サウジには優れた防衛システムがあり、何らかの理由でそれ機能せず、ドローンが迎撃されませんでした。理由はわかっていません。しかも今回は最初のドローンではなく、4日前にも起きているのです。反政府勢力は、グランプリでより多くのメディア報道を受けることを知っています。このタイミングで攻撃したことはコンセプトの一環であろう」との報道もある。
ドライバーか関係者、観客が安全であるという根拠がどこにあるのかがさっぱりわからない当局側の説明と、F1上層部も「安全って言っているから開催する」という言葉に、疑問点が残るのは私だけではないだろう・・・。安全優先よりお金のことが絡んでいるんだろうなとも想像できる。何もなければ結果OKだし、何かあれば大惨事。もちろんレースは見たいですけど、「安全だよ」という言葉だけ感を強く感じる。
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