ロシアによるウクライナへの侵攻を受けてF1はロシアGPの中止を発表した。その影響はロシア人ドライバーのニキータ・マゼピン、マゼピン側のロシアマネーがスポンサーについているハースにも大きく関わってくる。
■ロシアGPの開催を希望していたマゼピンだったが、それは不可能となり、自身の心境をSNSで伝えている。
詳細は【緊急危機会議の結果は】ロシアGP開催を希望するマゼピンと、キャンセルを求める各チーム。ベッテルはボイコットの意思表示
私のファンとフォロワーへ。
困難な時期です。言われていることや行われていることの多くを、僕はコントロールすることはできません。僕のハースチームのために一生懸命働き、最善を尽くすことが、自分がコントロールできることで、それに集中することを選んでいます。何卒ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
To my fans and followers – it's a difficult time and I am not in control over a lot of what is being said and done. I'm choosing to focus on what I CAN control by working hard and doing my best for my @HaasF1Team . My deepest thanks for your understanding and support. 🙏
— Nikita Mazepin (@nikita_mazepin) February 25, 2022
また、ロシアGPの代替え案としてトルコGPが濃厚とされており、海外メディアは「イスタンブールの(キャンセル可能な)ホテルを予約した」とSNSで投稿している。
■一方でロシアGPのプロモーターは「一時停止」状態であり、中止ではないことから、開催されることを信じている。
確かにF1が発表した声明には「現在の状況では」ロシアGPを「開催することは不可能」であるという述べ方をしている。
はっきりと「キャンセル」という言い方を避けたにしても、多くの人がキャンセルと理解している。しかしロシアGPのプロモーターであるロスゴンキは「イベントの計画が中断された」と主張しているので、F1が今シーズンもロシアでレースをする可能性があると信じて、ファンに払い戻しを要求しないように促しています。「購入したチケットはキャンセルされません。ロシアGPが以前のスケジュールどおりに開催される可能性があるため、今すぐ払い戻しを受ける必要はありません」とのコメントを出している。
しかしコロナ禍を受けてF1の変則的なスケジュールが当たり前のようになって、元々2022年シーズンも「変更はあるだろう」と推測されていたので、トルコGPが割り当てられることになってももう驚かないでしょう。英国政府はF1のこの決断を歓迎するとコメントを出している。
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