F1海外観戦をする日本人ファンの為のガイド:モナコGP版です。
F1開催期間というのは、町も通常時とは異なりがち。ましてや言語の壁もあるため、なるべく事前に有益な情報をもって観戦の旅に出たいものです。
とはいえ、常時の情報なら地球の歩き方で手に入るものの、F1海外観戦の歩き方となると、実際に観戦に行った人の様々な感想ブログを参考にする程度に留まってしまいます。私の場合は、1度の海外観戦渡航で「なるべく予算を抑えるけど、とことん満喫する。F1もフルで楽しんで、時間の許す限り観光もする」というスタイル。全グランプリ制覇するには、おそらく海外の各グランプリは一生に一度となるでしょう…。時間的にも金銭的にも効率よく動いて、素敵な経験をしたいという欲張りな人間が作った観戦ガイドです。
尚、私はツアーではなく、個人手配での旅、渡航者は自分ひとり(女)のみ、公共交通機関を使って移動しております。安いし自由が効くのでそうしていますが、ツアー利用の方でもところどころ有益な情報があると思いますので、ぜひ参考にしてください。
↓F1ドライバーもSNSで投稿しているモナコ・イタリア・フランスが一望できる岩山
個人旅行を前提に、準備の順番をつけると、「ホテル予約」→「モナコGPのチケットを購入」→「航空券を購入」→「日本にいる間に予約や準備をしておかなければならないことをする/例:海外SIM、決済手段、観光する場合は施設入場や特急電車の予約」→「現地情報の収集」となります。当サイトではこの順でざっくりと説明しています。
フランスとイタリアに隣接しているモナコ。まずは周辺の地図を頭に入れておきましょう。
ここで見るべき街は、モナコを中心としたとき、西側がニース(フランス)で、東側がマントン(イタリア寄りのフランス)であるということです。
モナコGP期間中、どこに宿泊する?
最初にすべきは、宿泊場所の確保です。F1GPの開催が確定している期間はただでさえ割高ですぐに満室に。日程が近づけば近づく程、値段が高騰していきますので、条件が良いうちにまずは妥当なところで抑えましょう。必ずキャンセル無料のプランで、いつでも変更できるようにしておきましょう。とはいえども、とりあえず抑えるにしても「どの辺で抑えておけばいいのさ?」という疑問がわきます。
尚、公共交通機関で移動するのを原則として宿を選んでいます。
モナコは宿泊可能?
あなたが1泊100万円以上の宿泊料を払えないのなら、モナコに宿泊するのはあきらめましょう。モナコでも例外があるのではないかと、ホテルではなく、明らかに低クオリティかと思われるアパートや、ボートでの宿泊も調べてみましたが、それでもF1期間中は1泊100万円以上で、予約条件にも複数日縛りというものがほとんど。ホテルともなると、さらにその十倍と思っておいて良いです。モナコへ宿泊する夢は、モナコGP開催時以外に叶えるのが得策です。なお、予算はいくらかかっても良いからとにかく泊まってみたいのなら可能です。
とりあえずニースかマントンのホテル
ほとんどの人がニースにあるコートダジュール空港を利用することもあり、ニース市内にトラムが乗り入れていることもあるのでニースに宿をとります。ニースからモナコは鉄道でもバスでもアクセス可能。但しモナコ行きのバス停がある場所とニースの中央にあるヴィル駅は離れているので注意が必要です。
↓有名な天使の海岸
もう一つの選択肢はマントンでの宿泊です。こちらもニース同様に、モナコへはバスでも鉄道でもアクセス可能です。
↓旧市街のライトアップ
とりあえずざっくりと宿泊場所の2大候補地を挙げましたので、このどちらかの町で宿をキープできたらOK。
モナコから山側の村や、ニース・マントンまでの町
日本GPで例えるなら、鈴鹿サーキット周辺がモナコで、ニースが名古屋、マントンが伊勢中川。しかし津や亀山、四日市・湯の山温泉、松坂といった選択肢があるのと同様に、ニースやマントン以外にも公共交通機関を利用して動けるエリアがあります。現地で過ごして理解したのですが、鉄道沿線は海岸沿いとなりますが、ニース・モナコ・マントンのバス沿線は別ルートとなりますし、山側にもバスが網羅しています。これを知っていたらホテルの選択肢はもっと増えただろうなぁと思っています。
アパートはおすすめしません
尚大手宿泊サイトを見ているとホテルよりも割安でアパートも選択肢として出てきますが、F1観戦で日本から行く方は時間に余裕がないと思います。アパートだと、人が常にいてるわけではないので、特にチェックインの時間が限定的で、早朝と夜遅くの到着には対応していません。ホテルだとチェックインやアウトの前後でフロントで荷物を預けてしまうことが可能ですが、それをできない可能性が高く、日本のように駅や町中にコインロッカーがある訳でもありません。またモナコGPにスーツケース持ち込みはできません。チェックインとアウトの時間が行程と合致するのなら、利用しても良いでしょうが、予約する前に、アパート側の条件を確認しておきましょう。
体験談から言うと、オーナーに到着時間を伝えていたにもかかわらずいない…というトラブルもあり、電話で連絡する手間とか色々ありました。旅でのタイムロスは本当にもったいないです。 お名前.com
モナコGPのチケットを購入
チケットを手に入れる4つの方法
F1公式サイト
海外のF1全グランプリのチケットが販売されています。サイトは英語であるものの、基本的な情報を入れるのみなので1番簡単で、定価でクレジットカードで決済できます。デメリットは座席が選べないことです。
日本の代理店
日本語と円で購入できる唯一の手段です。楽で安心ですが、なんといっても代理店手数料の高さに驚きます…。F1公式で販売されている実際のチケット代と比較すると「こんなにも手数料をとっているのか!」と正直思いますが、代理店手数料とは、そーゆーものです。モナコGPの観戦が高いと言われている理由は代理店手数料のせいではないか?とも思ってしまいましたが、確かに海外の事務所とのやりとりは手間ですし、起こりうるかもしれないリスク、経費、代理店の運営費を考えると仕方がないかもしれません。スタンドは選べると思いますが座席の指定はできないと思われます。
オーガナイザーのプラットフォームや海外の代理店
私がF1公式サイトでチケットを購入しようとした時、一般的なグランドスタンドは全て完売となっており、とても手が出ない高額なVIP席の購入しかできない状態でした。しかし、あるサイトでは完売になっていても、他のサイトでは販売している可能性があります。
別のサイトで探すと、席はまだまだ残っており、定価で購入できる上、希望の座席まで選択できる状態でした。同じ金額を払うのであればなるべく上段から見たいとか、全ての曜日で違うスタンドから見たいという願いを叶えたいですよね。私はアレンジして3日間とも違うスタンドで、希望の席から観戦という、大満足の手配ができました。もちろん席を指定するには、先方に要望を伝えないといけませんし、支払いも海外の銀行口座へ送金となります。
現地で購入
チケットが余っていればの話ですが、モナコで当日チケットを販売していました。ところどころで呼び込みまでして売っています。また、モンテカルロ市街地コースというだけあり、「街の道路からのぞき見」が可能?かもしれません。街歩きをしていたら、レーシングコースが見える場所がところどころありました。しかし、マシンの走行が見えるかどうかはわかりません。モナコの周囲は崖に町が切り拓いて作られているような地形ですので、チケットはないけど見てみたい方は、高いところから探してみてください。
どのスタンドがいい?
3日間別のスタンドから見て、それぞれにメリットデメリットがあります。また、現地でほかのスタンドから見ていた方の意見や、自分がコースを一周してみて感じたこともあります。
私の目的はまず「F1ドライバーを見ること」が一つ。モナコGPのパドックは海岸沿いにあるため、スタンドによっては、F1ドライバーがガレージ間を移動する姿が見れます。また、現地で感じたのは、ファンゾーンでのトークショーにアクセスしやすいスタンドの方がいいですし、パドックゲートで出待ちもできるので、そこにアクセスしやすい場所が良いと思います。
もう一つの席選びの基準は「モナコGPらしい景色を楽しめるスタンド」ということで、海側・山側の景色、名物コーナーなど、モナコならではの席にこだわり選びました。
どの席がいいのかは人それぞれなので、もし、私と同じような目的で席を選びたい方は、具体的な体験談が参考になるかもしれません。後日執筆いたしますので、あらためてご覧ください。
日本からモナコまでのアクセス方法
ニースにあるコートダジュール空港が原則
モナコに近い空港はニースにあるコートダジュール空港。この空港はフランスで2番目に大きいハブ空港なので、多くの航空会社が就航しています。
直行便はないので、どこかで乗り継ぎが必要。空港からはトラムでニース市内に直通しているので、アクセスは簡単なほうで、ほとんどのF1観戦者が利用する空港です。
イタリア旅行を組み合わせるのならミラノにあるマルペンサ空港も利用可
ミラノにあるマルペンサ空港という手段もあります。ミラノ中央駅からモナコ方面へ向かう特急に乗ります。途中イタリアとフランスの国境であるヴァンティミリア駅で乗り換えが必要です。
ミラノ郊外にはモンツァがあるので足を運ぶことができます!何といってもピエール・ガスリーが住んでいて、よくインスタでもミラノの有名なDOMOから投稿しています。ミラノ中央駅から出る高速特急は有名都市を網羅しており、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマ、ナポリなども1本で行けます。モナコGP前後でイタリアに立ち寄りたい方は、マルペンサ空港を選択肢として持っておくとよいでしょう。
私はモナコの前戦であるエミリア・ロマーニャGPからの連戦で、イモラへ行くのに観光も組み合わせたので、往路はイタリアのローマ空港を利用し、イタリアの各都市を周遊しました。モナコへは、ヴェネツィアから特急に乗り、ミラノ経由で向かいました。ミラノで観光したかったので、あえて乗り継ぎ時間を多くとり、ガスリーの聖地(笑)であるDOMOやガレリアに立ち寄りました。
↓イモラにあるセナの銅像
復路はエミレーツ航空を利用して、ニースのコート・ダ・ジュール空港からドバイ経由で日本に戻りました。このようなプランを組み立てる人は少数かと思いますが、多くの方が乗り換えに利用する、シャルル・ド・ゴール空港(パリ)経由というフライトを選べば、パリで観光を組み合わせることも可能です。往路と復路で利用する空港を変えてしまうというのも選択肢の一つ。コートダジュール空港からニース市内へのアクセス方法や、便利なトラム駅、また高速鉄道でモナコ方面へ向かう方法の詳細は後ほど解説しています。
ここまで「ホテル予約」→「モナコGPのチケットを購入」→「航空券を購入」をざっくりと説明いたしました。実際に行かれる方は、現地の具体的な情報が欲しいと思います!地球の歩き方ではなく「モナコGPの歩き方」のようなガイド本をAmazon Kindleで公開しています。実際に足を運んで収集した情報を、地図や写真を入れながら説明しています。効率よく動きたい方や、パドックに行きたい方や、出待ちしたい方など、モナコを満喫したい人には有益かと思いますので、実際に行かれる方は読んでください↓
また渡航前に誰しもが準備しておきたいことについて、ながーい時間調べて出た結論がありますので、旅の節約に役立つと思います。以下の記事を参考にしてください↓
↓もはや必須アイテム「海外で必要なスマホでの通信、どれが安くて簡単?」
↓円安の強い味方「海外でお得に支払える為替レートの良いカードはどれ?」
来年以降モナコでの観戦を検討している方も、参考になさってください。ラブライブ!コラボキャンペーン
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