ダニエル・リカルドの目標は2025年にレッドブルに復帰することだが、2024年シーズンはスタートで出遅れており、角田裕毅のパフォーマンスにも負けていて、ヘルムート・マルコも “最初の警告 “を発したようだ。

リカルドの開幕からの2戦は「平均点以下」と評価され、既にマルコから改善するように注意されている。リカルドには、自身のパフォーマンスだけでなく、チーム全体の底上げも期待されており、その役割を担っているが、今のところわざわざ彼を投入した結果はRBに表れていない。逆に角田が予選で2勝したことで、マルコは「角田は予選は速い」とスピードに関しては評価につながっている。

【サウジアラビアGP予選】RB/角田裕毅「マシンの力を引き出しQ3に行けた！楽しかった」ダニエル・リカルド「グリップが足りずミス」

■角田裕毅　予選9位「やったよ！今日はとてもハッピー。チームは素晴らしい仕事をしてくれて、いいマシンを用意してくれた。楽しかったし、みんなにとても感謝してる。Q3に入るのは難しいだろうと予想していたけれど、クルマからできるだけ多くのパフォ...

リアム・ローソンは、リザーブドライバーとして2024年シーズンを過ごしているが、2023年にリカルドの代わりに出場し、ルーキーながら角田に完勝した。「そもそも2024年の角田のシートはローソンのはずだった」というのは有名な話で、そのような人材であれば、いつでもRBのレギュラーシートを獲得しても不思議なことではない。　お名前.com

マルコは、リカルドが2025年のレッドブルのシートを獲得するには「角田に圧勝することが大前提」としいるが、その指標を達成できていない。リカルドはマクラーレンに加入して、その独特のマシンに適応できなかったと言われていたが、RBでも同じ状況になっている今や、マシンとの適応力だけではなく、彼自身の問題であるということが認識されつつある。実際、その後にマクラーレンに加入したオスカー・ピアストリはランド・ノリスに匹敵するスピードを見せている。
リカルドはこのままだとレッドブルの候補から外れるだけでなく、シートを失うという噂まで囁かれている。

【サウジアラビアGP決勝】RB/角田裕毅「グリップに苦しみ何度かミスをした」ダニエル・リカルド「スローピットストップやスピン等イライラが重なった」

■角田裕毅　予選9位→決勝15位「今日は難しいレースだった。何度かミスをしてしまい、前のクルマを抜こうとしたときに後ろのクルマに抜かれてしまった。今日はペースとグリップに苦しんだので、ドライビングが難しかった。ポジティブな面としては、予選...

ニック・デフリースがシーズンの半分を終えることなくシートを失い、それに代わったリカルドであったが、このままのパフォーマンスだと自身が2024年シーズンのフル参戦が危うくなる。

ニック・デフリースの即日解雇が発表される。次戦ハンガリーGPから角田裕毅のチームメイトは…この人で確定！

ニック・デフリースの解雇の噂が流れていた。夏休みまでと言われていたが、夏休み待たず、もう既に解雇を言い渡された。新たに角田裕毅のチームメイトになるのは、ダニエル・リカルドと発表された。リカルドはイギリスGP後、シルバーストンでタイヤテスト...

尚、セルジオ・ペレスのパフォーマンスにはレッドブル首脳陣が満足しており、「フェルスタッペンの次に速いこと」というチームが求めている目標を遂行しており、本人も2023年シーズンのような欲を出さずに、頭を切り替え2位を目指している。

自分が置かれている立場を理解したセルジオ・ペレス「2023年の目標は世界選手権で2位になること」チャンピオンは諦めたことを認める

シーズン序盤ではチャンピオンシップ争いを真っ向から挑んでいたセルジオ・ペレスだったが、予選でのミスが相次ぎ、マックス・フェルスタッペンと大きくポイント差が開いてしまった。ペレス更迭の噂が流れる中、レッドブルの首脳陣は「チェコは2位を保って...

ペレスは「特にシーズン序盤のパフォーマンスが契約更新の為に大切だ」とメディアに話しており、レッドブルの2025年のシート獲得に大きく近づいている。彼がこのままのパフォーマンスを続け、リカルドが停滞しているままなら、契約更新は間違いない。ペレスにとって、彼のシートを揺るがす最大のライバルは、レギュラーシートを獲得したら、間違いなく頭角を表すリアム・ローソンかもしれない。