F1の2022年シーズンが開幕したものの、既にダニエル・リカルド、セバスチャン・ベッテルが新型コロナウイルスで陽性反応を示し、各チームはリザーブドライバーの準備を怠れない環境におかれている。ミック・シューマッハはフェラーリのシャルル・ルクレールかカルロス・サインツのどちらかに陽性反応が出た際は、自身がフェラーリの代役としてドライブすると語った。
コロナで代役を何度も務めているのはニコ・ヒュルケンベルグだが、ルイス・ハミルトンがコロナ陽性で欠場となった時、ウイリアムズのレギュラードライバーであったジョージ・ラッセルがメルセデスでドライブした。メルセデスジュニアとしてテストされる良いチャンスとなった。同じような条件として、フェラーリのジュニアであるハースのミックが考えられており、本人は既に「F1-75でドライブする準備ができている」とフェラーリにも伝えている。
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「私たちのクルマは非常に似ていると思います。同じパワーユニットで、同じ部品がいくつかあります。フェラーリのクルマと完全に一致していると思います」
ミックにとって、フェラーリでのレーシングドライバーとして1日を過ごす最初のチャンスになるかもしれない。しかもコロナ禍でのF1はその可能性は非常に高く、ルクレールは既に2度、コロナにかかっている。フェラーリとしても、その最悪の事態に置かれた場合は、将来のフェラーリドライバーと言われているミックにその機会を提供したいと思っているはずである。ミックが実力を証明することができるか、非常に楽しみである。
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