表題通り、スマホをなくしてしまった私。日曜日のドライバーズパレード前に、コースの外側に咲いている桜を撮影したのが最後の記憶だった…
今までスマホをなくしたことなどなかったし、むしろ「そんな人間おらんやろー」と思っていたタイプ。まさか自分がこんなミスをするとは、情けなくて仕方がない。
気がついたのはドライバーズパレード後。鞄をゴソゴソするけど「ない」おやおや?と鞄をひっくり返してみるけど「ない」そして鞄の外ポケット(スマホポケット)の底が完全に破れているのを見て「ここに入れて落ちたのか…」と、すぐに状況を把握した。
「落とし物」についての解釈は国によって違う。海外からの観戦客が目立った今回の日本GP。
日本人なら、「落とし物は近くのスタッフさんやインフォメーションに届けよう」と思ってくれるでしょうが、ある国では「拾ったものは天からのプレゼント」なんていう文化のところもあるのだ。それに言葉が通じない国で遺失物を拾っても、どこに届けるのか理解できるか?そもそも届ける文化はあるのか?など、いらぬ心配でいっぱいになる。悪気がなくても、もしかしたらどっかの国に飛んでいくかもしれない、お願いだから日本人に拾われますように…と願いながら捜索開始。
とりあえず1番近くにいるスタッフさんに声をかける。するとリーダーっぽいトランシーバーを持っているスタッフさんのところに連れていってくれた。スマホの特徴を話すと、シーバーでどこかと確認をとってくれた。しかし「現状では届いてないようです」とのこと。この時点で見つかることを期待していた私。そんなに甘くはない。
とりあえずできることをしようと、桜を撮影していた所まで、下を向いて歩いてみる。ものすごい混雑していて、まともに見えない。
落とした場所近くの救護テントのスタッフさんにも聞いてみる。こちら、体調不良の方のみが利用すると思っていたけど、実はインフォメーションの役割もしていた(知らなかった)
「落とし物を預かったりしてないでしょうか…」と聞くと、そこのお兄さん「僕も落としたことあるんです。気持ちわかります!」と慰めてくれた。「スマホは、首掛けストラップとかで落とさないようにしないとダメです」と、経験者は語る。今後はそうします。
すると、業務用のスマホを出し、ラインのような画面で遺失物を確認してくれた。
「落とし物の量はものすごくたくさんある」んだそうです。鈴鹿サーキットさんでは、落とし物が届いたらすぐに、スマホで遺失物をナンバリングして写真を撮影し、全体にシェアしているのだ!これは確かにわかりやすいし、迅速に情報を共有できる。さすがのオペレーションである。
一緒に確認すると、出るは出るはのスマホの落とし物。「こんなにもみんな落としているのか!?」と正直びっくりした。しかしどの画像を見ても、私のスマホはない。
「電話かけてみましょう、うまくいくかもしれない」とコールしてくれましたが、誰も出ず。
「拾った人が、まだ手元に持たれている場合もあるし、レースももうすぐ始まるので、レース後にまた確認してみましょう」ということになった。ちなみに、落とし物が届く各拠点があり、私が落としたところから推測するに、この救護テントか、Dスタンド裏のオアシスにあるインフォメーションのいずれかになるそうだ。各拠点に届けられた遺失物は、最終的にはGPスクエアにある総合インフォメーションに集合するんだそうです。
下を向いて歩いていると、自動販売機前にSUICAが落ちていた…なるほど、色々落ちていることに気が付く。すぐに届けましたが、スマホより交通系ICカードの方が悪用されたらチャージした分使い放題だよなぁと、しかも本人確認も難しい。
スマホはロックがかかっているので、おそらくすぐに悪用なんてことは考えられなかったのですが、SIMカードって抜かれたらどうなるんだろう?初めての経験なので、何も想像つかない。そして1番辛いのは、思い出の写真のバックアップを長らくとっていなかったことだ。イタリアのF1、モナコのF1、アブダビのF1、海外旅行の写真が全て戻ってこない。自宅のパソコンと同期していたけど、重たくなったから止めてしまった。本体はどうでもいいからSDカードとSIMカードだけ戻ってこーい。と、心ココニアラズ状態で、決勝を観る。
そしてレース後、まずは一度も行っていなかったDスタンド裏のインフォメーションに向かう。すると、先ほどのスタッフさん同様、業務用スマホでシェアされている落とし物を確認してくれたが、届けられていませんでした。
あるわあるわの遺失物…クレジットカードもあった!なんと恐ろしい。私のようにパニックになっている人がこんなにいるのか。むしろスマホでマシだったのかもしれない。
その作業をしている間も「落とし物拾いました」という優しい方々が届出に。ちょうどスマホも届けられましたが私のではない。そのスマホ、着信してて、もしかしたら現地観戦の仲間かもしれないけど「スタッフは出てはいけない」んだそうです。「もちろん、見つけるための電話の可能性もあるけど、全然違う人からの電話で、F1を見るためにアリバイ工作していたのに、電話に出たせいでバレてしまった!なんてトラブルになりかねないので、出れないんです」と、、なるほど。確かに。それぞれ状況が違うし、最悪のパターンとして愛人と観戦してたなんてことがばれたら大惨事である。アリバイ工作も考慮するスタッフさん、気苦労が絶えないね…。
遺失物届けを書いてる時「特徴をなるべく書いておいたほうが見つかりやすいです。待ち受けとか、スマホカバーにシール貼っているかどうかとか」と、アドバイスをしてもらい、機種・色、待ち受け画像を記入する。鈴鹿サーキットでの預かりは3週間で、その後警察に渡すんだそうです。遺失物の届けはネットからもできますが、私はスマホを持っていないからできない。基本的には見つかってもサーキットから電話はしないので、後日代表電話にかけて確認をとのことでした。
帰りの近鉄特急のネット予約の詳細がわからず「自宅に電話して家族に確認とりたいけど公衆電話どこですか?」と聞くと、「ないので使ってください」と携帯を貸してくれました。なんと親切な〜(泣)とりあえず親が在宅していてくれてて電話に出てくれたのはラッキーだったものの、ライン以外操作しかできない親にお願いしても無理なので、姉の電話番号を聞くと「ライン電話しか使わないから、スマホに電話番号登録してないわ!」という衝撃の事実。
その後、なんとなく頭に浮かんだ電話番号に試しにかけてみると、姉でした。そして近鉄ネットにログインしてもらい、予約の詳細を聞き出すことに成功。近鉄のお客さま番号とログインパスワードは覚えていたので、それが功を奏しました。自動ログインだとパスワード忘れるので、いずれのサイトも毎回入力にしていたので、記憶していたようです。助かった…
あとは一縷の望みにかけ、インフォメーションセンターのクローズ(閉園の30分前)まで滞在。遺失物の共有確認のラストチャンス。しかし、届いていませんでした。ドラパレ前に落とし、レース後何時間も経っているのにまだ届けられていないということは…希望の光はどんどん小さくなっていきます。そもそも誰も拾えないようなところに紛れ込んでいる可能性すら感じてきた。
「スマホを落としたらどうするんだ?」と自宅に戻り、PCで検索すると、アンドロイドには見つける機能があるということがわかった。かつて同期していたこともあり、どこにあるかを表示してくれた。けど「12時間前のシグナル・鈴鹿サーキット」というデータが表示された。
「でしょうね。知ってる」どうしようもないので、翌朝もう一度この機能を使うことにし、火曜日はピレリタイヤテストの為に、再度鈴鹿へ行くので、その時にあらためて遺失物の確認をしてもらうことにした。 お名前.com
翌日、朝からセッションの再放送を見ながら片付けをしていると、自宅に電話が…
「もしや…」と期待して電話をとると「鈴鹿サーキットです」とのことで、キターーーー!!!
私のスマホと思われるものが届いているとのことで、確認!白・透明のスマホカバー、GALAXY、ここまでは他でもありそうですが、待ち受けは「ダニエル・リカルド」という情報で私のスマホと特定されたのです。スタッフさんのアドバイス通りに書いておいてよかったー。
そんなわけで、ピレリタイヤテストが開催された朝、インフォメーションセンターで無事に受け取ることができたのです。このタイミングでタイヤテストがあって最短で受け取りに行けたものついていたし、雨の決勝だったら今頃水没していて壊れていたかもしれません。本当についていました…
本当に自分のうっかりでご迷惑をかけてしまい申し訳ございませんでした。そして、何度も確認してくれたり、電話を貸してくれたり、親切丁寧に対応してくださり、本当にありがとうございました。22万9000人が集まるイベントで落とし物が出てくるなんてこと、ありえるんでしょうか。日本って凄い。現地で体感すると信じられないことですが、鈴鹿サーキットさんの神対応とオペレーション、そして親切なF1ファンの方が拾ってくれて届けてくださったからこそ、思い出を取り戻せたのです。どこの誰だかわかりませんが、ありがとうございました。
もし落とし物をしてしまったら、この記事を参考にして下さい。また今回落とし物をして何も確認していない方は、3週間保管してくれるので、問い合わせしてみてください。 ラブライブ!コラボキャンペーン
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