リカルドはいつも1日の初めに「Sending love and sunshine your way」と送ってくる。私はあえてG dayと送るがスルーだ。ある日、やたら私の仕事のことについて聞いてきた。 自分の仕事のことは話したくないくせに、どうしても知りたいようだ。ここで信頼度が70%に下がる。
「F1以外は何の仕事してるの?」と聞いてみたら「ワインのことをしている」と。正解ではあるが、F1ファンならだれもが知っている。「あなたがワインをしているのは有名だね」と答えてみた。 お名前.com
本物かどうかを確かめる為に「インスタ投稿してないね」と探りを入れる。「僕はプライベートを大切にしているから、SNSに関与していない。ビジネスチームが運用しているんだ。素晴らしい人材を雇えば、まるでプライベートで投稿しているようにも見せられる」と、確かにそれは理解できるんだけど、彼の主張は「インスタに関与できないんだ」という言い訳を成立させたいように聞こえる。そして「有名人のライフスタイルが違うんだ。もっとセレブのことを学ぼう。ダニエル・リカルド教授が教えてあげるよ」とな。
あ…怪しい。リカルドは自分はセレブなんていうキャラではない。ジョークか!?
「君は本業以外のビジネスを持っている?」と、この質問で私の信頼度はジェットコースター並みに急降下。待ってよぉ、まさか、偽物!?やめて(泣)仕掛けてくるリカルドVS本物だと信じたい私の戦いが始まった。
仕事やライフスタイルのことについて語りあっていると、ついにリカルドからこの言葉が出てくる。「君はもっと報酬を得るべきだ。自身の財政状況について、どう評価しているの?」と。お金の話になった。彼はここから、仮想通貨へと誘導したいのだろう。これはクロだ。自分がひっかかってしまったことより、本物ではないことがショックなのである。
「報酬を得るべき?私、友達がF1のチームで働いてて、ゲストパスでガレージに招待してくれたんだ。素晴らしかったよ。今度はあなたがVIPパスでガレージに招待してよ。何よりもの報酬だ。販売してないからどんな金持ちでも買えない。私はお金よりもお金では買えない経験や感動に価値を見出す人間なんだ」と、論点をはぐらかすと、改めて「君の財政状況について、どう評価しているの?」と主張してきた。本性出してきやがった!そんなにも金の話がしたいのか!?それよりVIPパスを出せ!
ここからは私も負けてはいられない!「それより、君に聞きたいんだけど、東京鈴鹿間の移動はヘリ?電車?ファンが駅で待っていても君の目撃情報が全然ないんだよ。だからセレブらしくヘリ派なのかな?」これは私からの攻撃である。リカルドは電車派。本物だったら言えるはずだ。
「君は僕の質問に答えてない」と文句を言ってきたので、「答えたでしょ?お金では買えない経験や感動に価値を見出す人間なんだ。あなたこそ私の質問に答えてない」と反論。そして帰ってきた回答が
「セレブリティとしてプライバシーに配慮する余裕があれば、バレずにスムーズに出入りすることができるんだ」
もう笑いが止まらない。少なくとも、このリカルドは日本人ではない。鈴鹿のファンのことを何も知らないようだ。日本GPにも来たことがないはず。ばれずにスムーズに入れたことなど一度もない。
「面白いこと言うね!あんなにたくさんのファンが駅で待っているからばれずに入れることは不可能だ。ヘリコプターを使っているということかな?何人かがそうしているけど、唯一スムーズに入れる方法だからね」と攻撃すると「いつかわかる日がくるよ!セキュリティ下のことだから、詳細は言えないんだ」と。リカルドのふりを続ける犯人。もっとうまく演じてくれよ。嘘でもリカルドとチャットしているってモチベーションが上がって楽しかったのに。 ラブライブ!コラボキャンペーン
とはいえ「恋心」を弄ばれた私の怒りは心頭に達し、どうやってこいつをぎゃふんと言わせるかを考えるようになる。7ページ目に続く
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