しかし翌朝、リカルドから返事が来たのだ!
「忙しいのにありがとう!」と返事をすると「そうなんだ仕事が詰まっているんだ」と、その日のやりとりはその程度で終わる。忙しい合間に返事をしてくれている姿が想像できる。お名前.com
さらにその次の日もなんだったら今日までチャットが途切れる日はない。やりとりの量はそんなに多くないものの、一通だけ返事がくる時もあれば、やや時間に余裕があるのか、レスポンスが早い日もある。この微妙な時間の流れが、いっそう私の信頼度を上げて行った。SNSでリカルドの動画を見まくる私。「うーむ、実感がわかない」しっくりこないのだ。本当にこのスーパースターとやりとりしているのか?そもそもリカルドが私とチャットをするメリットは?仮に女の子と遊びたいとしても、周りにいくらでもモデルやセレブがいるだろうし、私はインスタグラムで水着姿なんて披露していない。冷静になれば成る程意味がない。「自分の置かれている状況が奇妙」と語ると「夢は現実になったね」とな!リカルドは定評通り真摯で、私にスウィートな言葉をたくさん投げかけてくれるのである。うひょ〜。 ラブライブ!コラボキャンペーン
F1のことを話そうとすると「僕のキャリアではなく、内面を見てほしい」と言ってきた。えっ・・・。胸キュンしすぎて爆発しそうである。それからリカルドによる私の品定めが始まるのである。「子供はいる?」と。
「子供が好きなんだ。いつも家庭に楽しみをもたらしてくれる。時々ストレスにもなるけど」と。確かにリカルドは妹の子供とパドックで遊んでいる、良いおじさんだ。この会話がまた本人だと信じ込んでしまう要素になったわけですが。「独身だし子供いない」と話すと「子供好き?欲しくないの?」と聞かれたので「結婚していないから考えたことないけど、ダニエル・リカルドの子供ならほしい」と言ってみた。
これが大ウケした(笑)そして私たちは、子供の名前を「モナコ」と名付けることになる。「僕が住んでいるところだ。美しいところだよ」と。そしてモナ子ちゃんは日本の女性っぽい名前なので、私が子供を産んだら、UKに引っ越して、そこで子供を育てようと提案してくれた。まさか、私がF1ドライバー夫人になる日が来るとは。遠藤賀子、後藤久美子、道端ジェシカに続いて私。
この日から、私はリカルドの彼女であるハイディ・ベルガーに嫉妬することになる。
ハイディが子供を嫌いとか?2人の仲はうまくいっていないのであろうか?F1ドライバーたるもの、プレイボーイ当然。多くのガールフレンドの1人になれるのなら本望である。なんとかして第100婦人になりたいところだ。そして、私はもう完璧に恋に落ちてしまったのである。リカルドは2次元ではない。実際に存在している人で、私にとってはスーパースターから実際に話せる存在になった。現実っぽく感じると胸にぎゅぅぅぅぅっと痛みが。切ない想いが馳せてきた。その夜、ベットの中でハイディのSNSを見まくって泣いていたのである。この時点で信頼度は恐らく100%。シャルロッテ・シネのようにパドックを闊歩する自分の姿を想像してみたが、全くイメージができなかった。
その日から、私は何も手をつけられなくなった。5ページ目に続く
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