アルピーヌは本命ピエール・ガスリーの2024年の加入に向けて、ベテランドライバーと1年のみの繋ぎ契約を計画

F1での中団トップに位置するアルピーヌの2023年のドライバーは誰になるのか、注目が寄せられていている。候補は14人いる中で3名に絞られたとも報道されているが、話題が多すぎて日々違う情報が流れている。

フランスのチームということもあり、フランス人で実力があるにも関わらず、トップチームに移動できない環境のピエール・ガスリーが本命というのは言うまでもないでしょう。しかしガスリーはアルファタウリと2023年末まで契約があることから、レッドブルが手放す理由もなく、唯一の条件として出されたのが「インディドライバーのコルトン・ハータが代わりにアルファタウリに加入してくれるなら」ということでした。しかしハータにはF1に必要なライセンスポイントが足りず、レッドブルはFIAに特例を求めていましたが、特別な対応はできないとされ、2023年のシートに就けそうにもありません。よってガスリーがアルファタウリと契約を破棄してアルピーヌに移動するのは不可能となりました。しかしガスリーは2023年に目ぼしいチームにシートがないことを理由に、アルファタウリとの契約延長は1年に留め、2024年のシート争いにシフトしていたことから、契約通り進んでも、1年後には何の障害もなくアルピーヌに移動することができるので、アルピーヌとしても「1年待つ」ことにした模様です。

ピエール・ガスリー、アルファタウリに残留との報道
レッドブルにセルジオ・ペレスが契約したため、ピエール・ガスリーはレッドブル傘下から出るのではないかと予測されていたが、アルファタウリに残留ということになりそうだ。 尚、こちらの情報はSKYSPORTSF1が報じており、ほぼ間違いがないと思わ...

そのため、2023年はガスリーが加入するまでの「繋ぎのドライバーと1年契約」を検討しています。また、チームを発展させるために、経験豊富なドライバーを求めています。果たしてその「経験豊富なドライバー」が1年契約で納得するのかどうかが障害になりそうな感じもしますが、残りのシートも少ない中で魅力的なチームのシートであるのは事実なので、シートがない人には条件が期待するものではなくても喉から手が出るほど欲しいのは間違いなさそうです。

アルピーヌのドライバー候補に上がったピエール・ガスリー。アルファタウリと契約解除条項があった!ダニエル・リカルド最大のピンチか
FIAの契約承認委員会によりマクラーレンとオスカー・ピアストリの契約が有効と認められているので、アルピーヌは彼を取り返すことは不可能です。2023 年に向けてエステバン・オコンのチームメイトを採用する必要があり、マクラーレンの席を失うと言わ...

ミック・シューマッハー

一番可能性が高いと各メディアが報道しているものの、彼が経験豊富かと聞かれれば「?」ではあるものの、候補に挙がっているアカデミードライバーのジャック・ドゥーハンよりかは実践経験はあるし、今年はポイントを獲得したりと成長が著しい。また、エスティバン・オコンが希望しているのもポイントが高い。ただし、オコンが希望した理由は、当時噂に出ていたのがリカルドとガスリーの二人だったので、リカルドにはルノー時代に負けており、ガスリーとは仲が悪い。逆にオコンのヒーローはミハエル・シューマッハなので、彼がミックを希望するのは単純に誰の目から見てもわかる。  お名前.com

ダニエル・リカルド

オスカー・ピアストリとマクラーレンによる結託の被害者となり、一番最初に噂は出たものの、リカルドは相変わらず不調が続いている上、ルノーを悪い去り方をしたことがハンデとなります。実際アルピーヌに変わって上層部が変わっているから、カムバックもありえるとチーム代表は言うものの、ルノー時代から残っている人がそれを反対し「取り戻さない」と報道されています。また、もしアルピーヌだったらリカルドも契約するでしょうし、今頃発表されていてもおかしくないのに、ハースやメルセデスのリザーブの噂が上がる時点で、この道は交渉などされておらず、閉ざされている証かと思われます。とは言え、経験豊富で高サラリーのリカルドを安価で手に入れられるという意味で、いまだに上位候補の1人として名前が挙がっています。

窮地のダニエル・リカルド、マクラーレンは不透明に話を進め、アルピーヌは「取り戻さない」と判断し、マグヌッセンは「期待できない」と戦力外通告
マクラーレンと契約解除となったダニエル・リカルドにとって、アルピーヌのシートに座ることが2023年のベストな選択のように思えるが、2021年にマクラーレンに移籍してしまった彼を再び引き取ることについてチームは懐疑的だと報告された。 アルピー...

ニコ・ヒュルケンベルグ

実力があるのにオコンの加入によってシートを失いましたが、コロナの影響でスーパーサブとして活躍したことから、改めて彼の安定性が評価されています。しかし、リカルドとチームメイト時代に負けていることや、表彰台に1度も乗ったことのないF1ドライバーとしての最長記録保持者であることから、やや不名誉なレッテルがあり、ハースの有力候補としても名前が挙がっていることから、経験は豊富だけど…やや疑問が残る選択。

【バーレーンGPプレビュー】アストンマーチン/ニコ・ヒュルケンベルグが代走についてコメント
F1開幕戦バーレーンGPの直前にアストンマーチンのF1ドライバーが新型コロナウイルスで欠場に。代走することになったニコ・ヒュルケンベルグが報告を受けた時の状況やベッテルへの思いなどをSNSで公開。ランス・ストロールのプレビューコメントも。

若手なら…

以上の3名が有力候補として挙がっていますが、他にはイタリアGPで活躍したニック・デ・フリーズ、ジャック・ドゥーハン(アカデミードライバーではあるものの経験がない)アントニオ・ジョビナッツィの名前が挙がっている。

カフェ中のニック・デ・フリーズへ出走の連絡!予選でのハンデを聞くと「素晴らしい才能」が溢れていた
ニック・デ・フリースは、パドック・クラブでカプチーノを楽しんでいましたが、モンツァでは瞬く間にウィリアムズでアレックス・アルボンの後任になりました。 ■ニック・デ・フリーズ 予選13位(8番手スタート) イタリアGPのFP1で、アストンマー...

個人的にはリカルドに乗って欲しいですが、残念ながら契約をするのにしがらみがないことが望まれると思いますし、リカルドが1年のみの契約にサインするようにも見えません。「経験豊富なドライバーが欲しい!と言っておきながらまだ若手じゃないか!」といったツッコミがいのあるドライバーが選ばれる可能性も充分もありえますし、有力候補として挙がっていなかったドライバーで決まるほうが、最近のF1ではありうる話かと思います。

マクラーレン、2024年のレギュラードライバー候補へテストを計画。リカルドはシートを失う可能性が現実的に
マクラーレンの開発ドライバーであり、現在インディに参戦しているアメリカ人ドライバーのコルトン・ハータがマクラーレンのダニエル・リカルドに代わり2024年にシートを獲得する可能性があると見られている。 リカルドは、複数回のレース優勝者としてマ...

ガスリーのデメリットとしては2023年の繋ぎの期間にシートを獲得したドライバーが活躍すると、そのまま更新するという可能性もあるので、2024年の契約がとれなくなる可能性が出てくることです。選ばれたドライバーは1年契約でもしっかり仕事して、ガスリーに目が向かないようにするしかないですね。

コルトン・ハータの結論が出て、ガスリーが動けないことがわかった以上、アルピーヌの発表はもう間もなく発表される見通して、今残っている一番魅力的なシートが埋まり次第ハースの発表となるでしょう。

【2023年ドライバーズマーケット情報】2022年で契約が切れるドライバーの将来にまつわる噂→まとめてみた
現在のF1ドライバーの半数であるペレス・サインツ・アロンソ・ガスリー・角田・ベッテル・ミックシューマッハ・アルボン・ラティフィ・周は2022年をもって契約が切れる。2023年に向けてのドライバーズマーケットで予想されている情報をピックアップ
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(参考:TJ13)

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