3分で読める！今更聞けない、セナプロ対決ってどんなんだったの？Part3【1989年チームメイト2年目】

日本でのセナ人気は凄かった。プロストは「ホンダはセナをヒーローにしたいんだっ」とやや被害妄想も混じっていた。それを表すかのように「セナ特別仕様」と書かれているエンジンを目撃してショックを受けてしまう。もちろん、ホンダはそれを否定しているが、プロストはいまだにこの件について恨みつらみ節で度々インタビューで話をしている。「疑いたくないけどチームに不信感を抱いてしまう。不平等に扱われているなんて考えたくないけど良い気分がしない。精神面でマイナスだ」と。まずセナとの加速の違いから疑い出した。ホンダは「ドライビングスタイルの違いから来る結果でエンジンは同じだ」と説明はしたが、実は燃費マネージメントシステムのコンピュータチップに違いがあったとされている。

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度重なるエンジン待遇差別発言に、ホンダの怒りも頂点に達し「プロストにはエンジンを供給しない」と通告するまでに至った。

流石のプロストもエンジンがないと走れない。「まずい」と思って謝った。しかしチームを去るドライバーは優遇されないのがセオリー。もはやマクラーレン・ホンダ＆セナ対プロストになった。そして1989年のチャンピオン決定戦も鈴鹿に持ち込まれた。ポイント的にはプロストが有利で、セナには優勝が絶対条件だった。Part4で鈴鹿でのチャンピオン決定戦の模様をさくっと説明する。

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