レッドブル代表クリスチャン・ホーナーは、2026年のF1でレッドブルのレースシートを保持したいのであれば、角田裕毅にもっと多くのことを期待していることを認めた。

角田は苦戦するリアム・ローソンに代わって2025年の3戦目、日本GPからレッドブルで出走している。角田はRB21でポイントの獲得もしたが、パフォーマンスはマックス・フェルスタッペンに匹敵するものではない。モナコGP終了後では、レーシングブルズのアイザック・ハジャルにランキングを抜かれている。

【正式発表】角田裕毅が日本GPからレッドブルドライバーへ。残りの2025年シーズンを務める。リアム・ローソンはレーシングブルズに降格

長らく噂が流れていたが、ようやく正式発表が出た。決定は下された。火曜日にドバイで開催されたレッドブル主要株主による緊急会議で決定されたもので、角田のスポンサーであるホンダが今回の契約にも数億円から数十億円でシートを買い取るという形で関与した...

フェルスタッペンのチームメイトになってからの6レースで、フェルスタッペンが100ポイントを獲得し、優勝もしたのにも関わらず、角田は7ポイントの獲得、最高位は9位という結果に至っている。この格差は、セルジオ・ペレスがレッドブルのセカンドドライバーにいた昨シーズンと同じく、コンストラクターズ選手権でチームは3位に低迷している。　お名前.com

ホーナーは、角田が4度の世界チャンピオンと常に比較されるため、F1で最も難しい仕事の1つを担っていることを認めている。「ユキはF1で最も難しい仕事をしている。マックスのチームメイトであることだ」とドイツのビルト紙に語った。

マックス・フェルスタッペン、角田裕毅のレッドブルF1への昇格は「彼のキャリアを台無しにする可能性がある」と反対。クリスチャン・ホーナーの画策に懸念か

マックス・フェルスタッペンは、リアム・ローソンと角田裕毅を代えるというレッドブルの決定に不満を抱いていると報じられた。デ・テレグラフ紙によると、フェルスタッペンはレッドブルの管理状況に満足していないという。「レッドブルの経営陣が、わずか2レ...

「常に比較されるのは辛いものです。F1最高のドライバー、もしかしたら史上最高のドライバーと競い合っているのですから、心理的にも決して軽視すべきではありません。」

「しかし、これまで彼は定期的にポイント圏内でフィニッシュするなど、いい仕事をしてきた」

果たして角田は2026年もレッドブルのシートを維持できるのだろうか？

ホーナーは、レッドブルで長年ジュニアドライバーを務めてきた角田にもっと多くのことを見出す必要があると認めてはいるが、それはシートの保証を喜んで提供する訳ではない。

ホンダから角田裕毅へのサポートと期待は巨額！レッドブルのシートの獲得の為に、数億～16億円程度の「追加の支払い」でチームと合意か

チームジャパンの総合力は金額というわかりやすい物差しで驚く以上であった。De Limburgerの報道によると、パワーユニットを供給するホンダは角田のレッドブルのシートを保証するため、レッドブルに1,000万ユーロ（約16億2000万円）を...

「個人的なレベルで言えば、ユキはチームに完璧にフィットしている。彼は良い人で、ガレージに大きく貢献している。」と切り出した。

「しかし、来年もレッドブルの候補に挙がりたいのであれば、彼は上達し続ける必要がある。」

【2026年ドライバーズマーケット情報】全ドライバーの契約期間リスト＆2025年で契約が切れるドライバーの将来にまつわる噂→まとめてみた

2024年をもって契約が切れるドライバーが14人と多かった上、若手ドライバーも多くシートを獲得した２０２５年シーズン。複数年契約を結んでシーズンへと突入したドライバーが圧倒的に多いこともあってか、2025年で契約が切れるドライバーはわずか６...

角田の代わりを選ぶ場合、レッドブルの選択肢は少なく、彼らが欲しがっていたマクラーレンの二人は既に長期契約を結んでいる。
社内でもその選択肢は限られている。リアム・ローソンは短期間の在籍だったがその役割を果たせなかった。ハッジャルは好印象を与えているものの、まだルーキーシーズンにある為、過去の失敗談から考えると、優秀なルーキーであれどわずか1年で昇格させるのは時期尚早と思われる。