マックス・フェルスタッペンは、リアム・ローソンと角田裕毅を代えるというレッドブルの決定に不満を抱いていると報じられた。
デ・テレグラフ紙によると、フェルスタッペンはレッドブルの管理状況に満足していないという。「レッドブルの経営陣が、わずか2レースでリアム・ローソンを犠牲にして角田裕毅を起用するという決定について、フェルスタッペンがどう思っているかは推測できる」とした上で、現在本人ですら運転が厳しいとされているRB21で、角田も苦戦する可能性があり、「彼のキャリアに悪影響を及ぼす可能性がある」と懸念を示しているようだ。

確かに、冷静に考えてみると、クリスチャン・ホーナーは策士である。ホンダが角田のレーシングブルズのシート代の1000万ユーロ(約16億円)に加え、更に1000万ユーロ(約16億円)でレッドブルのシートを購入するという申し出を拒否した人間である。

ローソンの不振もあり、最終的に再交渉が成立し、2025年日本GPから角田のレッドブルデビューが実現する見込みだが、ホーナーは元々2025年限りで角田を放出することを考えていた。これが現在も大前提であるなら、ラストイヤーにホンダから大金を獲得し、角田が好成績を収めてくれたらそれでコンストラクターズチャンピオンシップには有利でありチームにとって喜ばしい。また、角田がセルジオ・ペレスと同様レベルの結果ならば、チームは堂々と解雇できる理由となる。

振り返れば、ニック・デフリースをアルファタウリに、ダニエル・リカルドをリザーブに起用した時も「どう転んでもチームに美味しい」と後々腹の内を明かしていた。
ローソンにも運転しにくいRB21は、他のどのドライバーにとっても扱いにくい可能性がある。そのシート代に数十億円を支払ってくれるなら、ホーナーには美味しい話だ。このままローソンを乗せていても0円だ。
角田が活躍しても、しなくてもホーナーの思い通りの展開となる。角田が掌で踊らされているような状況を知っているからこそ、フェルスタッペンは彼の将来を心配して「この状態での交代に反対」しているのだと思われる。

角田にとっては、最低でもペレスの成績以上の結果を出し、マックス・フェルスタッペンに近いところでフィニッシュしなければ、ホーナーの思う壺となる。ローソンがRB21の扱いに適応できずわずか2戦で降格となった以上、次にレッドブルのシートに座り続けるドライバーにはその言い訳は通用しない。2025年の残りのレースシートをホンダが購入したと報じられており、角田は今年中は挑戦できる見込みだ。いずれにせよ結果さえ出してくれればすべての人間がハッピーエンドとなる。早すぎる決断には裏がありそうだが、良い意味で裏切って、是非ともホーナーを喜ばせてあげて欲しい。

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