F1デビュー戦のフォーメーションラップでスピンしDNSとなったアイザック・ハジャルについてヘルムート・マルコとクリスチャン・ホーナーはそれぞれ違う見解を持っている。

マルコはルーキーがミスを犯した後に涙を流していたことを「同情の余地はない」とし、「みっともない」と感じた。

泣き崩れながらパドックに戻ったハジャルを慰めたのは、彼にとってスーパーヒーローであるルイス・ハミルトンの父だった。

Lewis Hamilton’s dad, Anthony Hamilton, comforts Isack Hadjar ❤️#F1 #AusGP pic.twitter.com/lZUzPNO3j1

— Formula 1 (@F1) March 16, 2025

マルコはオーストリアの放送局に対し「ハジャルが涙のショーを見せた」と語り、笑いながら「ちょっとみっともなかったね」と付け加えた。

ハジャルもマルコ同様に「ただ、みっともないし、チームに申し訳ない」と自身について語った。

「やりすぎた。一度リアがオーバースリップしてコントロールを失うと、何とかセーブしようとしたけど、ただ流されるままとなってしまった。そんなに速く走っていたわけではない。予想もしなかった。ただ腹が立っている。シーズン序盤でただ単にマシンを壊してしまうだなんて、本当に心が痛むよ。チームには本当に申し訳ない」

「経験を積む機会も失った。初めてのF1でのグランプリ、ウェットコンディションで走行する機会も逃してしまった」

「今回と同じような瞬間を経験したことがあるが、その時もタフだった。でも僕のF1への道はかなり過酷だったし、僕は強い心を持っている。だとしても今回の一件は本当に厳しい」お名前.com

一方で、クリスチャンホーナーは「同情」を示した。

「彼がこんなに落ち込んでいるのを見て本当に心が痛みました。ご存じの通り、彼の初めてのグランプリですから」とホーナーは同情した。

「週末を振り返ると、彼がポジティブにとらえる事は、練習と予選を通して非常に良いパフォーマンスを見せたということだと思う。彼らはまだ若手だということを忘れてしまうし、明らかに彼は今日、感情的になっている。しかし、それを取り除いてみれば、この週末から得られるポジティブなことはたくさんあると思うし、これから先には明るい日々が待っていると思う」

ホーナーはスピンしたローソンにハジャルにも厳しい目は向けず、ルーキーたちの今後に期待を寄せている。　ラブライブ！コラボキャンペーン