VCARBのシートを失うのではないかという噂のダニエル・リカルド。彼の未来は確かにVCARBではない。それはレッドブルという話が急遽浮上した。

ことの発端はレッドブルの首脳陣がシルバーストンでメディアに話したことに起因する。セルジオ・ペレスが契約を更新したにもかかわらず、レッドブルのシーズン途中でのセンセーショナルなドライバー交代の扉は完全に閉ざされたわけではないということだ。

ペレスは最近、レッドブルと新たに2年契約を結び、当面の将来を確保したかに見えたが、チャンピオンシップ争いが激化する中で彼のパフォーマンスに対する懸念が、さらなるドライバー交代の引き金になるかもしれない。

ダニエル・リカルドとセルジオ・ペレスの移籍を否定しないマルコ
レッドブルのコンサルタントであるヘルムート・マルコは最近、VCARBチームの目的は主にレッドブルのジュニアチームとして機能することだと繰り返し、ダニエル・リカルドが卓越したパフォーマンスを見せればレッドブルへの昇格を検討するのが計画だったと明かした。オーストリアGPで、その計画は頓挫したと発言をしたマルコであったが、１８０度変わった報道がなされた。

レッドブルはリカルドの計画があったのにも関わらず、序盤のペレスの安定ぶりと、リカルドの不振が続き、早々とセルジオ・ペレスとの契約更新を発表した。クリスチャン・ホーナーはイギリスGPの前にSky F1に対し、メキシコ人ドライバーの調子が2024年の開幕5戦で見せたような状態に戻ることを期待していると語った。

マイアミGPで4位に入って以来、ペレスは8位が2回、7位が1回、リタイアが2回となっている。マックス・フェルスタッペンがポイントを積み重ね続ける一方で、コンストラクターズ選手権におけるレッドブルのリードは、シルバーストンが選手権の中間点を迎える現在、わずか64ポイントにとどまっている。

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レッドブルがこれほど早くペレスと再契約したのは間違いだったかと問われると、ホーナーはこう答えた。
「非常に難しい質問だ」
「しかし、もちろん、ドライバーと契約した時点で、その契約内容があなたたち全員に開示されることはない。だから、あの時点でチェコ（・ペレス）と契約するのは絶対に理にかなっていた。しかし、これは成果を出さなければならないというプレッシャーがあるビジネスだ」
レッドブルの考えとしては、「契約更新することで、ペレスは2024年の好調なスタートを維持し、自信を与えるだろう」ということだった。

「契約は助けになると考えていた」とホーナーは明かした。

「チェコは懸命に取り組んでいるし、このスポーツが隠しようのないものだと知っている。特にマックス・フェルスタッペンがチームメイトであるなら猶更だ。彼は自分が最高のドライバーたちと競い合っていることを知っている。我々はマックスをサポートするために彼を必要としている。なぜなら、マクラーレンが2台、フェラーリが2台、メルセデスが2台いており、そしてレッドブルには2台必要なのだから。」　お名前.com

ドイツのAuto Motor und Sport誌が報じたところによると、リカルドとペレスの交換の可能性が最近見直されており、マルコもそれを否定しなかった。双方にパフォーマンス条項が存在し、望めば変更が可能だという。

またRN365はクリスチャン・ホーナーが早々にペレスと契約を更新したことろ「後悔している」という見出しで飾り、PlanetF1.comによると、ホーナーはここ3戦のうち2戦でポイントを獲得しているリカルドの最近の調子の良さに満足しているようだ。

特にリカルドがシルバーストン、ハンガロリンク、スパ・フランコルシャンのレースで上昇気流を維持し、最高の状態で夏休みを迎えることができれば、ホーナーはリカルドをレッドブルに復帰させるか、ペレスで我慢するかを選べるという贅沢な立場になる。

AMuSの取材に応じたマルコは、否定することなく次のように語った「夏休みまでにはもっとわかるだろう」ラブライブ！コラボキャンペーン